国連の「国際女性デー」「国際幸福デー」関連イベント ユネスコ推奨の包括的セクシュアリティ教育を考える公開イベント開催 3月26日(日):講演「セクシュアリティをハートで学ぶ ~包括的性教育-ユネスコとの対話~」

2023年03月01日

▲過去のイベントの様子
東海大学[湘南校舎]では、国連が定める「国際女性デー」(3月8日)と「国際幸福デー」(3月20日)の関連イベントとして3月26日(日)~28日(火)、国立オリンピック記念青少年総合センターを会場に、ユネスコが推奨する「包括的セクシュアリティ教育」をテーマとした二つのイベントを開催します。

26日開催の講演会では、「セクシュアリティをハートで学ぶ ~包括的性教育―ユネスコとの対話~」と題して、包括的セクシュアリティ教育を力強く推進するユネスコの性教育専門家ジェネル・バブ氏と、「人生をデザインするために性を学ぼう」と訴えて活動するNPO 法人ピルコン理事長の染矢明日香氏にそれぞれご講演いただきます。

27・28日は、多様な文化的背景を持つ若者たちが集う「第8回UNESCOユースセミナー」を開催。関東圏の公立・私立の学校、民族学校、インターナショナルスクールから約80人の若者たちが参加します。今回は、タレントで俳優のサヘル・ローズさんをゲストに迎え、「ジェンダーとセクシュアリティ」を題材にしてグループワークやダンス、芸術表現のアクティビティなどを体験します。

ユネスコは現在、「包括的セクシュアリティ教育(CSE:Comprehensive Sexuality Education)」を推奨しガイドラインを作成しています。このガイドラインではCSEを①人間関係②価値観、権利、文化とセクシュアリティ③ジェンダーを理解する④暴力と安全⑤健康とウェルビーイングのためのスキル⑥人間の体と発育問題⑦セクシュアリティと性行動⑧性と生殖の健康――といった8つのテーマで大別し、テーマごとにさまざまな課題を紹介しています。

本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。今回の取り組みも、そうした本学の方針を体現するものです。

■講演「セクシュアリティをハートで学ぶ~包括的性教育-ユネスコとの対話~」実施概要
日時 : 2023年3月26日(日)13:30~16:00
会場 : 国立オリンピック記念青少年総合センター(小ホール)(東京都渋谷区代々木神園町3-1)
参加者 : 性教育関係者、性教育について活動するユースグループ、学校関係者、保健医療関係者など計 約300人
内容 :
13:30 アイスブレイク「《人と繋がる》幸せを取り戻す」小貫 大輔(本学国際学部教授)
14:00 講演「性を学ぶ、人生をデザインする」染矢 明日香氏(NPO法人ピルコン理事長)
14:30 染矢明日香氏とのQ&A
15:15 講演「今、ユネスコはなぜ性教育に本気なのか」ジェネル・バブ氏(ユネスコ 性教育専門家)
16:00 ジェネル・バブ氏とのQ&A
16:30 閉会
主催 : ユネスコユース(東海大学スチューデントアチーブメントセンター)東海大学国際学部、教養学部、児童教育学部
共催 : CRI-Children's Resources International、かながわユネスコスクールネットワーク(KAN)、体験創庫かけはし
協力 : NPO法人ピルコン
協賛 : 日本性教育協会(JASE)
後援 : ユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)、公益財団法人ジョイセフ、一般社団法人日本家族計画協会

<講師プロフィール>
ジェネル・バブ氏/ユネスコの性教育専門家
ユネスコのアジア太平洋地域教育局(バンコク)を拠点に活動する健康とウェルビーイングのための教育に関する地域アドバイザー。

染矢 明日香氏/NPO 法人ピルコン理事長
自身の経験から日本の思いがけない妊娠・中絶の多さに問題意識を持ち、大学在学中より学生団体ピルコンを立ち上げ、性の健康の啓発活動を始める。2013 年にNPO法人ピルコン設立。

小貫 大輔/本学国際学部教授
東京大学とハワイ大学大学院で性教育を学んだ後ブラジルに渡り、計12年間、エイズ予防、自然分娩・母乳育児の推進、子育て支援などのプロジェクトで活動。2006 年に帰国して現職。日本性教育協会運営委員。

■「第8回UNESCOユースセミナー」実施概要
日時 : 2023年3月27日(月)10:00~18:00/28日(火)8:30~16:30
会場 : 国立オリンピック記念青少年総合センター
ゲスト : サヘル・ローズ氏(タレント、俳優)
参加者 : 関東圏の公立・私立の学校、民族学校、インターナショナルスクールから高校生や大学生など約80人が参加(予定)
内容 :
<3月27日(月)>
10:00 お互いを知るアイスブレイク
13:30 サヘル・ローズさんとの対話「地球人だと、感じた瞬間」
14:30 世界の課題・日本の課題
15:30 体験型ワークショップ
19:30 グループごとのワーク
<3月28日(火)>
8:30 前日のふりかえり
9:00 ビオダンサ-いのちの踊り
10:30 芸術表現のアクティビティ
13:30 グループごとのワークの発表
16:30 クロージング
主催 : ユネスコユース(東海大学スチューデントアチーブメントセンター)東海大学国際学部、教養学部、児童教育学部
共催 : CRI-Children's Resources International、かながわユネスコスクールネットワーク(KAN)、体験創庫かけはし
協力 : NPO法人ピルコン 
協賛 : 日本性教育協会(JASE)
後援 : ユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)

<ゲストプロフィール>
サヘル・ローズ氏/タレント、俳優
戦災遺児として7歳までをイランの孤児院で過ごし、8歳で養母に連れられて日本へ。芸能活動の傍ら、世界各地の難民や子どもたちへの支援を継続。2020年、アメリカで人権活動家賞受賞。

■「国際女性デー」
ニューヨークで起きた婦人参政権を求めるデモ(1904年)が起源となり、1975年に国連によって「3月8日」が「国際女性デー(International Women‘s Day)」として制定された。世界中の国と地域で男女の平等、性と生殖の健康、幸せを考えるイベントが開かれている。

■「国際幸福デー」
2012年の国連総会で「3月20日」が「国際幸福デー(International Day of Happiness)」と決議され、2013年より世界各国で記念されるようになった。幸福が世界中の人々の共通の目標であり、願望であることを認め、公共政策に反映されるべきものとして制定された。

<本件に関するお問い合わせ>
東海大学 ビーワンオフィス 担当:喜友名、林
TEL.0463-63-4670(直通) E-mail:pr@tsc.u-tokai.ac.jp

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