東海大学チャレンジセンター 3.11生活復興支援プロジェクト「小指大縁日~令WA(和)もWA(輪)! 夏の竹まつり!~」を開催~令和になってもつなげよう、被災地住民の交流の輪!~

2019年08月06日

▲昨年度の縁日の様子
 東海大学[湘南キャンパス]チャレンジセンターの学生プロジェクト「3.11生活復興支援プロジェクト」では、来る8月18日(日)11:00より、石巻市北上町十三浜小指地区の小指観音堂にて、住民同士の交流促進を目的としたイベント「小指大縁日~令WA(和)もWA(輪)!夏の竹まつり!~」を開催いたします。

東日本大震災で甚大な被害を受けた石巻市北上町十三浜相川地区・小指地区では、高台への住居移転や仮設住宅の解体により、住民同士のつながりが大幅に希薄化してしまった上、若い世代の他地域への引っ越しや小・中学校の移転などにより、地域イベントも震災前より大幅に減少しています。この「小指大縁日~令WA(和)もWA(輪)!夏の竹まつり!~」は、希薄になった住民同士のつながりを再び強めようと、同プロジェクトが昨年に引き続き企画・実施するイベントです。当日は、プロジェクトの学生17名が、地域に自生する竹を使った水鉄砲工作や流しそうめん、地域の食材を使ったバーベキューなどを実施し、住民同士の親睦を深めてもらうとともに、学生自身も住民の皆さんと交流します。

同プロジェクトは、2011年に当時の仮設住宅団地隣接地にコミュニティスペース「どんぐりハウス」を建設、2016年に「小指観音堂」として現在の場所に移設しました。一昨年には観音堂入り口にウッドデッキを設置したほか、地域の皆さんと協力して花壇を造成。昨夏は住民の皆さんや、お盆休みで帰省中の皆さんを対象に、子どもからお年寄りまでみんなで楽しめる「小指大縁日~子どもから大人まで輪になろう~」を開催するなど、同地区の復興支援を継続して実施しています。

 本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。学生によるこうした取り組みも、本学の考えを体現するものです。


■東海大学チャレンジセンター3.11生活復興支援プロジェクト
東日本大震災が発生した2011年から、宮城県石巻市北上町十三浜相川・小指地区や岩手県大船渡市三陸町越喜来泊地区において公民館などの建設を行うほか、子どもたちを対象にした「工作教室」や、学内の他プロジェクトとの共催によるチャリティコンサートなど、さまざまな支援活動を継続的に実施。2013年には、大船渡市三陸町越喜来泊地区で本学、芝浦工業大学、NPO法人アーバンデザイン研究体などが協力して、津波で流失した世帯それぞれの敷地に追憶のモニュメントを設置する交流型イベント「とまりに花を咲かせましょう-未来へ繋げる夏の泊の縁づくり-」も開催。また2014年から4年をかけ、海岸線の津波到達ラインから高台に通じる経路に、低地・高台双方の住民に利用してもらうための新規遊歩道「結の道」を建設。今夏も同道の整備を8月18日~8月26日の期間で実施する予定。

■この件に関するお問い合わせ先
8月9日まで   東海大学チャレンジセンター担当:佐野・村井  TEL.0463-50-2504(直通)
8月10日~当日 東海大学チャレンジセンター担当:小澤     TEL.070-2817-1322(携帯)
※8月10日~18日は本学一斉休暇期間となります。恐れ入りますが、同期間中のお問い合わせは上記携帯電話へお願いします。

▲住民との交流会の様子(2018年度)

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