東海大学チャレンジセンター 3.11生活復興支援プロジェクト「夏のこども教室 ~Let's Bamboo Challenge ~」を開催~子どもたちが地元の「竹」を使って、「竹の飯盒炊爨」などに挑戦!~

2019年08月05日

▲昨年の様子(協力して竹を加工)
東海大学チャレンジセンター「3.11生活復興支援プロジェクト」では、来る8月9日(金)、浦浜地区緑地広場(ど根性ポプラ広場)において、大船渡市立越喜来小学校および大船渡市立越喜来中学校の児童・生徒を対象とした「夏のこども教室 ~Let’s Bamboo Challenge~」を実施いたします。

東日本大震災から8年が経過した現在、被災地の復興も進み、震災前のコミュニティに戻りつつあります。しかし、このコミュニティを将来にわたって維持していくには、子どもたちに地元への愛着を持ってもらうことが不可欠です。「夏の子ども教室」は、地域資源を活用したアクティビティをとおして、子どもたちに地元の楽しい思い出を作ってもらうとともに、学年を超えた交流を促しコミュニティのさらなる発展を支援しようと、同プロジェクトが企画・実施する催しです。

8回目となる今回の「夏のこども教室」では、地元の「竹」を活用した工作や遊び、料理などを行います。工作では、竹を使って皿と箸、弓矢を作製。レクリエーションでは、その弓矢を使ってシューティングゲームなどを楽しみます。また、料理では、飯盒炊爨とバームクーヘン作りに挑戦。飯盒炊爨は、飯盒の代わりに竹を使ってご飯を炊き、バームクーヘン作りでは、竹の芯棒に塗った生地を廻しながらバームクーヘンを焼き上げます。そして昼食では、地元でとれた食材などを使ったバーベキューを実施。工作で作った箸と皿を使って、自分たちで炊いたご飯や焼き上げたバームクーヘンとともに食します。なお、全ての作業は、同プロジェクトの学生による指導と補助のもとで行われます。

 本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。学生によるこうした取り組みも、本学の考えを体現するものです。

■「夏のこども教室 ~Let’s Bamboo Challenge ~」開催概要
日時:2019年8月9日(金)10:00~15:00〔小雨決行〕
   ※報道受付は、9:30より現地にて
会場:浦浜地区緑地広場 ど根性ポプラ広場(岩手県大船渡市三陸町越喜来杉下24)
   ※雨天時:大船渡市立越喜来小学校(岩手県大船渡市三陸町越喜来字小出24-4)
主催:東海大学チャレンジセンター 3.11生活復興支援プロジェクト
協力:大船渡市立越喜来小学校、大船渡市立越喜来中学校
対象:大船渡市立越喜来小学校 児童(約14名)
指導:東海大学チャレンジセンター 3.11生活復興支援プロジェクト(12名)
内容:工作(竹製の弓矢・皿・箸作り)、レクリエーション(自作の弓矢を使ったゲーム)、
   料理(竹の飯盒炊爨、竹を芯棒にしたバームクーヘン作り、バーベキューなど)

■当日のスケジュール
時間    内容
09:30~ 参加者受付
10:00~ 開会式
10:15~ 飯盒炊爨、バームクーヘン作りを開始 (※)
10:50~ 工作開始(箸、皿、弓矢など)
12:00~ 昼食(バーベキュー)
13:30~ バームクーヘン作り再開(14:30まで)
14:00~ レクリエーション(弓矢を使った「シューティングゲーム」「弓矢の飛距離」)
14:40~ 閉会式(記念撮影など)
15:00  終了
※雨天の場合、飯盒炊爨、バームクーヘン作りは中止し、大船渡市立越喜来小学校の家庭科教室にて
カレー作りを行います。

■チャレンジセンタープロジェクトとは
本学が育成する「社会的実践力」のベースとなる「4つの力(自ら考える力・集い力・挑み力・成し遂げ力)」を身につけることを目標に、学部・学科・学年・キャンパスの枠を超えた50名以上の仲間が、1年を通して活動する取り組み。ものつくりから災害復興支援、地域活性化まで、社会に貢献することを目的に多くの分野で活躍しています。

■チャレンジセンター「3.11生活復興支援プロジェクト」とは
東日本大震災が発生した2011年から、宮城県石巻市北上町十三浜相川・小指地区や岩手県大船渡市三陸町越喜来泊地区において公民館などの建設を行うほか、子どもたちを対象にした「工作教室」や、学内の他プロジェクトとの共催によるチャリティコンサートなど、さまざまな支援活動を継続的に実施。2013年には、大船渡市三陸町越喜来泊地区で本学、芝浦工業大学、NPO法人アーバンデザイン研究体などが協力して、津波で流失した世帯それぞれの敷地に追憶のモニュメントを設置する交流型イベント「とまりに花を咲かせましょう-未来へ繋げる夏の泊の縁づくり-」も開催。また2014年から4年をかけ、海岸線の津波到達ラインから高台に通じる経路に、低地・高台双方の住民に利用してもらうための新規遊歩道「結の道」を建設。今夏も同道の整備を8月18日~26日の期間で実施予定。

■この件に関するお問い合わせ
東海大学チャレンジセンター 担当:佐野・村井
TEL.0463-50-2504
※当日の連絡先  担当:堀本

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