東海大学チャレンジセンター 3.11生活復興支援プロジェクト 小指観音堂に設置したウッドデッキと花壇の完成式を実施~住民同士の"集い"を促し、コミュニティの活性化を図る~

2017年08月09日

ウッドデッキ設置前の小指観音堂
東海大学チャレンジセンター「3.11生活復興支援プロジェクト」では、8月20日(日)16:00より、石巻市北上町十三浜小指地区の小指観音堂にて、新たに設置したウッドデッキと花壇の完成式を実施いたします。

東日本大震災で大きな被害を受けた相川・小指地区では現在、2018年の高台完全移転に向けた住宅の転居が進んでおり、住民同士のつながりの希薄化が懸念されています。同プロジェクトでは2016年、震災以降の地区のコミュニティ再生の拠点づくりを目指して、「どんぐりハウス(現、小指観音堂)」を建設しましたが、基礎が高くスムーズに出入りしにくいことや、使用目的が明確でないなどの理由から、住民の方が集う機会が少ないのが現状でした。そこで今夏、同プロジェクトでは、気軽に住民同士が集えるきっかけ作りをしようと、8月初旬から2週間かけて、入り口の足場を改善しウッドデッキを設置するほか、地域の皆さんにも植栽計画を立てていただきながら花壇造りを試行します。完成予定の20日には、仮設団地にお住いの皆さんや夏休みで故郷に帰省されている方々を交えて、ウッドデッキおよび花壇のお披露目を兼ねた完成式を実施。同プロジェクトメンバーによる手彫りの看板を掲げ、住民の皆さんと記念撮影を行います。また、完成式終了後には、地元の食材を使用したバーベキューで親睦を深める予定です。

■実施概要
日時:2017年8月20日(日)16:00~18:30
会場:小指観音堂(石巻市北上町十三浜)
対象:小指地区仮設団地にお住いの方々 約20名
内容:観音堂ウッドデッキと花壇の完成式、住民の皆さんとのバーベキューほか
主催:東海大学チャレンジセンター 3.11生活復興支援プロジェクト
協力:東海大学 杉本研究室

■当日のスケジュール
16:00 参加者集合
16:05 関係者挨拶・学生・住民代表ほか
16:20 手彫りの「小指観音堂」看板設置
16:30 記念撮影
16:35 バーベキュー開始
18:30 終了

■東海大学チャレンジセンター3.11生活復興支援プロジェクト
東日本大震災が発生した2011年から、宮城県石巻市北上町十三浜相川・小指地区や岩手県大船渡市三陸町越喜来泊地区において公民館などの建設を行うほか、子どもたちを対象にした「電子工作教室」や、学内の他プロジェクトとの共催によるチャリティコンサートなど、さまざまな支援活動を継続的に実施。2013年には、大船渡市三陸町越喜来泊地区で本学、芝浦工業大学、NPO法人アーバンデザイン研究体などが協力して、津波で流失した世帯それぞれの敷地に追憶のモニュメントを設置する交流型イベント「とまりに花を咲かせましょう-未来へ繋げる 夏の泊の縁づくり-」も開催。また2014年8月からは、海岸線の津波到達ラインから高台に通じる経路に、低地・高台双方の住民に利用してもらうための新規遊歩道「結の道」の建設をスタートしている。

■本件に関するお問い合わせ
学校法人東海大学 経営企画室広報課
TEL:03-3467-2211(代表)
FAX:03-3485-4939
mail:pr@tokai.ac.jp

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