熊本地震からの復興のシンボル 3,000本の「福幸ヒマワリ」 今年も学生と教職員で種を収穫!

2021年11月05日

▲昨年度の収穫の様子(2020年11月)
東海大学[九州キャンパス]では、11月13日(土)9:30から、2023年に新設を予定している臨空校舎の圃場において、本学九州キャンパスの学生と教職員によるヒマワリの種の収穫作業を実施いたします。

本活動は、「農ある仲間、土ほぐす福幸プロジェクト~みんなで創る学びのフィールド~」の一環として行われるもので、昨年に続き2度目となります。熊本地震で被災した阿蘇キャンパスに代わる、農学部と大学院農学研究科の新しい学びの拠点として、2023年春に開設する臨空校舎。その圃場予定地に、震災からの復興と、花言葉「あなたを幸福にする」の願いを込めて今年7月に農学部4年次生と教職員がヒマワリの種を植えました。8月の長雨と台風による日照不足で昨年よりも背丈、花ともに小ぶりなものの、約3,000本が花を咲かせました。

当日は、本学九州キャンパスの学生と教職員合わせて約30名が、この「福幸ヒマワリ」の花・茎を収穫。花(種付き)は、数日間乾燥させてから油糧用に手作業で種子を取り出し、それをさらに数日間天日干ししたのち、食用油用に搾油する予定です。ただし開花間もない花が多いなど、ヒマワリの生育状況により種の収穫量が油の抽出条件に満たなかった場合は、本学阿蘇実習フィールドで飼育している家畜の冬季サイレージ※にします。また同日、新校舎の圃場環境整備のための、のり面のシート張りや防風樹の植え付け作業などもあわせて実施します。
※サイレージ:青刈りした飼料作物をサイロなどで乳酸発酵させた家畜用のエサ

本学では、さまざまなリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を社会に還元することで、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。今回の取り組みもそうした本学の考え方を体現するものです。

■「福幸ヒマワリの種の収穫」実施概要
日時 : 2021年11月13日(土)9:30~12:00 ※予備日11月19日(金)
※報道受付は9:00より現地にて
※雨天の場合は、前日午後4時に実施の有無を判断いたします。
会場 : 東海大学宇宙情報センターに隣接する圃場(ひまわり畑)
上益城郡益城町杉堂871-12


参加者 : 本学学生および教職員(計 約30名)
内容 : 7月に播種したヒマワリの収穫
圃場の環境整備(のり面のシート張り、防風樹の植え付けなど)




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