東海大学スチューデントアチーブメントセンター「東海大学ソーラーカーチーム」 秋田県で開催された「ワールド・ソーラーカー・ラリー」で総合優勝(2連覇)

2022年08月12日

東海大学[湘南キャンパス]スチューデントアチーブメントセンターの「東海大学ソーラーカーチーム」は、8月9日(火)~11日(木・祝)に秋田県大潟村の「大潟村ソーラースポーツライン」で開催された「2022ワールド・グリーン・チャレンジ」(ワールド・グリーン・チャレンジ組織委員会主催)の「ワールド・ソーラーカー・ラリー(WSR)」において総合優勝を果たしました。同チームは昨年開催された同大会でも総合優勝を収めており、大会2連覇となりました。

「WSR」は1993年に第1回大会が開催された歴史ある大会です。本学は、4平方メートルのシリコン太陽電池を搭載した最新車両でチャレンジャークラスにエントリーし、周回数112周(総走行距離672km)を走行、2位の工学院大学に3周(18km)差をつけ、トップでゴールしました。

東北地方に停滞した前線の影響で大雨を伴う悪天候のなか開催された本大会は、太陽光発電がほとんど得られない状況でのレースとなりました。こうしたコンディションでは、限られた電気を使いこなすエネルギーマネジメントや、軽量で転がり抵抗と空気抵抗が小さい炭素繊維強化プラスチック製のボディなど、極めて高度な省エネルギー技術が要求されます。2日目には大雨による競技中断、3日目には他車との接触による破損箇所の応急修理などのアクシデントがあったものの、学生メンバーのチームワークによって、徐々に走行距離を伸ばしていきました。

SDGs(持続可能な開発目標)の理念に則り、本学は「カーボンニュートラル達成のための大学等コアリション」に参画し、技術開発や人材育成を行っています。本学ソーラーカーチームは1991年に発足して以来30年以上の活動歴があり、産学連携でオーストラリアや南アフリカの国際大会で優勝を重ねるなどの成果を上げてきました。今後は、今回の経験を反映した新型車両を開発し、2023年にオーストラリアで開催される大陸縦断レース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」に出場する計画です。

本学では多様な人材が対話による生きたコミュニケーションをとおして、協働のもと次代の課題に挑戦し続けるとともに、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、より良い社会づくりに貢献したいと考えています。学生たちによるこれらの取り組みも、本学のそうした考え方を体現するものです。

■東海大学スチューデントアチーブメントセンター「東海大学ソーラーカーチーム」について
ソーラーカー・電気自動車の設計・製作をとおして、ものつくりについて学んでいる学生プロジェクト。2019年以来の国際大会への参戦に向け、チーム力・技術力の向上を図っています。また、コロナ感染対策を徹底した上で、大学近隣の地域社会にものつくりの楽しさや創エネ・省エネについて考えてもらう活動を展開。学内外での車体展示活動なども積極的に行っています。

<本件に関するお問い合わせ>
東海大学スチューデントアチーブメントセンター 
担当:村井・正木 TEL.0463-50-2504(直)
メールアドレス:c-pr@tsc.u-tokai.ac.jp

▲ソーラーカーTokai Challengerと チームメンバー
▲悪天候の中で疾走する Tokai Challenger

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