東海大学では、2月14日（水）14：00より、本学校友会館「望星の間」において、文部科学省の平成29年度「大学の世界展開力強化事業～ロシアとの大学間交流形成支援～」の採択を受けて取り組む本学の事業「ライフケア分野における日露ブリッジ人材育成：主に極東地域の経済発展を目的として」（以下、本事業）のスタートアップシンポジウムを開催いたします。

本事業は、主にロシア・極東地域の大学や日本の企業と連携・協働しながら、ロシアの社会的課題であり、昨年の日露首脳会談において経済協力項目にも盛り込まれた「健康寿命の伸長」ならびに「高いQOL（Quality of Life）を保つ健康長寿社会の創出」を目指す取り組みです。

今回のスタートアップシンポジウムでは、元ロシアNIS経済研究所主任で現在はロシア語翻訳家として活躍されている衣川靖子氏が「ロシアのライフケア・保健事情と政策・制度の動向」と題して、また、ロシア・極東連邦大学副総長（研究担当）のキリル・ゴルフヴァスト氏が「極東地域におけるライフケア人材の育成の現状：極東連邦大学の取組み」と題して、それぞれ基調講演を行います。さらに、極東地域におけるライフケア人材育成の現状や両国の相互発展に必要とされる人材に関する調査結果を発表するほか、パネル討論「極東地域における我が国のライフケア産業の進出と人材育成への展望」を予定。講演や発表は、日露同時通訳で行い、参加費は無料です。

■開催概要
日時：2018年2月14日（水）14：00～17：00
会場：東海大学校友会館 望星の間（東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル35階）
主催：東海大学
後援：日本対外文化協会

■プログラム
14：00【第１部】
　　　　主催者挨拶 山田清志（東海大学 学長）
　　　　来賓挨拶 進藤和澄氏（文部科学省高等教育局高等教育企画課国際企画室 室長）
14：10 基調講演「ロシアのライフケア・保健事情と政策・制度の動向」衣川靖子氏（元ロシアNIS経済研究所主任・ロシア語翻訳家）
14：30 基調講演「極東地域におけるライフケア人材の育成の現状：極東連邦大学の取組み」
　　　　キリル・ゴルフヴァスト氏（極東連邦大学 副総長〔研究担当〕）
14：50 東海大学・極東連邦大学共同調査・研究事業「日露の相互発展に必要とされる人材に関するアンケート調査」中間報告
　　　　ヤロスラヴァ・グラディシェワ（東海大学国際教育センター 助教）
15：05「プログラム概要説明及び2018年度事業計画」山本佳男（東海大学国際教育センター 所長）
　　　　ロシア側連携大学紹介（極東連邦大学、モスクワ国立大学、国立研究大学高等経済学院、サハリン国立総合大学）
15：30【第２部】
　　　　パネル討論「極東地域における我が国のライフケア産業の進出と人材育成への展望」
　　　　モデレーター／隈本 純（東海大学グローバル推進本部 次長）
　　　　◇事例紹介1 　北斗画像診断センター（ウラジオストク）
　　　　　西田崇雄氏（社会医療法人北斗 北斗病院 理事・事務部 副部長）
　　　　◇事例紹介2 　日揮・北斗リハビリセンター（ウラジオストク）、温室野菜栽培（ハバロフスク）
　　　　　三原眞氏（日揮株式会社ヘルスケア事業部 部長）
　　　　◇事例紹介3 　医療ツーリズム、ロシア専門商社
　　　　　山田紀子氏（ピー・ジェイ・エル株式会社 代表取締役）
　　　　　コメンテーター／梅津哲也氏（日本貿易振興機構〔JETRO〕海外調査部 主幹）、石井直明（東海大学スポーツ医科学研究所 教授）
16：45 閉会挨拶
17：00 終了

■本件に関するお問い合わせ
学校法人東海大学 経営企画室広報課
TEL：03-3467-2211（代表）
FAX：03-3485-4939
mail：pr@tokai.ac.jp