新名物「あかもく揚げ」を老舗かまぼこ店・籠清と共同開発 ~「産業フェアしずおか2021」(11月27日・28日)にて初お披露目~

2021年11月25日

▲本学と(株)籠清が共同開発した 「あかもく揚げ」
東海大学[清水キャンパス]スチューデントアチーブメントセンター「商品開発プロジェクト」では、このほど、駿河湾産の海藻「アカモク」を使った新商品「あかもく揚げ」を、小田原市の老舗かまぼこ店「籠清」〔かごせい〕と共同開発いたしました。この新商品を11月27日(土)・28日(日)にツインメッセ静岡(静岡市駿河区)で開催される「産業フェアしずおか2021」にて初披露いたします。

2019年に「しずまえ振興協議会用宗地区部会」に参加した本学の商品開発プロジェクトメンバーの学生5人は、海藻のアカモクがシラス漁船のスクリュープロペラに絡まるトラブルがたびたび起きていることを知りました。また、アカモクは東北地方以外ではほとんど食されていない一方、ポリフェノールやミネラル、食物繊維が豊富に含まれた、栄養価の高い未利用資源であることにも着目しました。そうした折り、以前から「食品製造学実習」の授業でご協力をいただいていた小田原市の老舗かまぼこ製造会社「株式会社籠清」(創業1814年)に相談をしたところ共同開発にご協力いただくことになりました。

アカモクには抗アレルギー、便通改善、抗酸化作用といった健康機能性があります。そこで、新商品のターゲット層を「健康志向が高い40~50代以降の世代」に設定。「そのまま食べても、あるいは料理の具材としてもおいしい、体の中から健康になれる食品」を商品コンセプトとしました。しかし、開発過程ではいくつかの問題にも直面。アカモクの含有量が多過ぎると、海藻特有の香りが強くなり過ぎ、少ないと味も風味も失われてしまいます。また、アカモクを細かく刻み過ぎるとシャキシャキとした歯ごたえが失われる半面、刻みを抑えると製品をかじった際に断面からアカモクが飛び出して見た目の印象が悪くなります。こうした問題を解決するため、株式会社籠清の全面的なご協力のもと、約2年間におよぶ試行錯誤の末、「あかもく揚げ」が今年10月に完成しました。

本学では、教育・研究の成果を広く社会に還元し、より良い地域社会づくりに寄与していきたいと考えています。学生たちのこうした取り組みも、そうした本学の考えを具現化するものです。

■商品概要
商品名 : あかもく揚げ
価格 : 500円(消費税別)※1パック5個入り
原材料 : 魚肉、アカモク、枝豆、トウモロコシ、還元水あめ、卵白、植物油脂、人参、食塩、大豆たんぱく、砂糖/加工でん粉、調味料
共同開発 : 株式会社籠清
東海大学スチューデントアチーブメントセンター「商品開発プロジェクト」
製造・販売元 : 株式会社籠清
販売
(学生による販売) : 「産業フェアしずおか2021」
日時/11月27日(土)・28日(日)9:30~16:00
会場/ツインメッセ静岡(静岡市駿河区曲金3丁目1番10号)
場所/東海大学商品開発プロジェクトブース

<本件に関するお問い合わせ>
東海大学スルガベイカレッジ静岡オフィス 
企画・広報担当:山本、柴田、逆井
TEL.054-337-0144

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