東海大学チャレンジセンター 学生ロケットプロジェクト「ハイブリッドロケット打ち上げ実験」を実施 ~通算14回目となる今回の打ち上げは、過去最多となる42名の学生が参加~

2018年02月22日

ゆめロケ!シールを貼り付けたTSRP-H-46
東海大学〔湘南キャンパス〕チャレンジセンター「東海大学学生ロケットプロジェクト」では、3月3日(土)、北海道大樹町多目的航空公園および指定保安区域において、通算14回目となる、自作ハイブリッドロケットの打ち上げ実験を実施いたします。

実験に使用するロケットは、市販の炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を主構造としつつ、一部チューブにガラス繊維強化プラスチック(GFRP)を併用した構造。エンジンは、燃料にワックス燃料を、酸化剤に亜酸化窒素を利用する自作のハイブリッドロケットエンジン「THR-F210L改※1」を搭載しています。打ち上げには、全長5mの発射台を含めてすべて自作の地上発射支援設備を使用し、到達高度は地上約840mを目指します。
また今回の機体には、昨年11月に「ゆめロケ!~君の夢をロケットで飛ばそう~」と題し、全国の小学生から「将来の夢」をテーマに募った手書きのイラスト作品110点(縦28cm、横48.22cm)をステッカーにして貼り付けています。
※1)THR-F210L改:Tokai Hybrid Rocket-Flight model 2012年度1kN級L型エンジンの略称

本学チャレンジセンター学生ロケットプロジェクトでは、前身である東海大学学生ロケットプロジェクトの設置(1995年)以来、将来の宇宙技術者を目指して、机上では学ぶことができない宇宙理工学の実践的な知識・技術の習得に努めています。現在のプロジェクトメンバーは男子学生54名、女子学生9名。大樹町での打ち上げ実験14回目となる今回は、過去最多となる42名(男子38名、女子4名)が参加いたします。

■実施概要
実  施  日:3月3日(土)※予備日3月4日(日)、5日(月)、6日(火)
実施予定時刻:8:50~9:05 ※気象条件などにより、上記時間内に打ち上げ実験が実施できない場合、同日の9:40~10:00、10:20~13:00、
       13:20~13:40、14:00~14:20、14:40~15:00、15:20~15:40、16:00~日没(日本標準時)に実施いたします
使用ロケット:ハイブリッドロケット46号機(TSRP-H-46)
打ち上げ場所:大樹町多目的航空公園(北海道広尾郡大樹町美成169)
参 加 学 生:東海大学チャレンジセンター「東海大学学生ロケットプロジェクト」所属の学生メンバー42名(男子38名、女子4名)
教員 責任者:那賀川 一郎(東海大学工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻 教授)
学生 責任者:林 麻優美(東海大学工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻 3年次生)
※今回の実験実施にあたっては、安全確保に最大限考慮した上で、発射条件、保安区域を設定し、航空法第99条の2第2項の規定に基づき、国土交通省釧路空港事務所に打ち上げの届出を行っております。

■ハイブリッドロケット46号機 機体仕様
名  称:ハイブリッドロケット46号機(TSRP-H-46)
実験目的:自主開発タンクの動作実証
全  長:1.752m
直  径:154mm
乾燥質量:13.48kg
エンジン:THR-F210L改
燃  料:ワックス燃料
酸 化 剤:亜酸化窒素
回収方法:2段階パラシュートによる減速落下
予想高度:840m
落下範囲:射点より半径1km以内
搭 載 物:ハイブリッドロケットエンジン、自主開発タンク、無火薬式2段分離機構、小型パラシュート、メインパラシュート、慣性計測装置、教育計器、テレメータ(RM-92A)、カメラ

■本件に関するお問い合わせ
学校法人東海大学 経営企画室広報課
TEL:03-3467-2211(代表)
FAX:03-3485-4939
mail:pr@tokai.ac.jp






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