外見ケアに焦点　資生堂美容スタッフによる特別メイク講座 ～10月はピンクリボン月間　がん治療と暮らしの工夫について専門看護師の講演も～

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2024年10月10日

　東海大学医学部付属病院では、乳がん啓発の「ピンクリボン月間」にあわせ、10月22日（火）13：30より、松前記念講堂を会場に市民公開講座「ピンクリボンフェスティバル特別メイク講座」を開講いたします。

　がん治療においては薬剤などの副作用による脱毛や皮膚の発疹など外見の変化、手足のしびれや痛みなど、日常生活にさまざまな影響が出ることも多く、患者さんのQOL（生活の質）低下が問題となっています。そうした中で近年注目を集めているのが、外見の変化をケアするアピアランスケア（外見ケア）です。

　本講座では株式会社資生堂の美容スタッフをお招きし、眉毛やまつ毛の脱毛、肌色の変化など、治療の影響があっても自分らしく毎日を心地よく過ごせるよう、QOLを高めるアピアランスケアについてお話しいただきます。会場では実際に肌に優しい化粧品を使用しながら、お肌のお手入れやメイクアップの方法を体感していただけます。また、当病院のがん看護専門看護師の大塚敦子が講師を務め、「がん治療と暮らしの工夫」をテーマに、乳がんをはじめさまざまながんの治療中の生活について、その注意点や暮らしの工夫などを解説します。

■ピンクリボンとは

　ピンクリボン運動は、1980年代アメリカの乳がんで亡くなられた患者さんの家族が「このような悲劇が繰り返されないように」との願いを込めて作ったリボンからスタートした、世界中で行われている乳がんの啓蒙運動です。 ピンクリボンは乳がんの早期発見・早期診断・早期治療の重要性を伝えるシンボルマークです。日本では毎年10月がピンクリボン月間に指定されています。

　当病院では今後も、定期的に各診療科による市民公開講座を開講いたします。こうした講座をとおして、当病院が有するさまざまな知見や研究成果の社会還元に努め、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。

■開催概要

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