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第72回漢方教室を開講 テーマは「暑さとジメジメに負けない! ~夏場の漢方~」
2024年05月08日
東海大学医学部では、6月29日(土)14:00より、本学伊勢原キャンパス 講堂Bにおいて、第72回漢方教室「暑さとジメジメに負けない! ~夏場の漢方~」を開講いたします。なお、本講座は、漢方や鍼灸に関心をお持ちの方であれば、どなたでも無料でご参加いただけます。
近年、夏本番前の初夏の時期から暑い日が続く傾向にあります。気象庁が4月23日に発表した3カ月予報によると、今年の5~7月は全国的に平均気温が高くなる見込みのようです。日本の夏は「酷暑」「猛暑」と呼ぶにふさわしい暑さに加え、ジメジメとした高い湿度も過ごしにくさに拍車をかけています。また、暑い屋外と冷房で冷えた屋内との温度差で体調を崩したり、暑さで日射病や熱中症、夏バテなどを発症したりと、夏の気候は私たちの健康に大きなダメージを与えます。このような過ごしにくい日本の夏を乗り切る方法の一つが、漢方医学の活用です。
今回の漢方教室で講師を務めるのは、本学医学部医学科専門診療学系漢方医学准教授の野上達也(本学医学部付属病院診療部東洋医学科)と本学医学部付属病院鍼灸師の山中一星です。夏場の暑さや高湿度、冷房との温度差などで体調を崩さないための体質にあった漢方の選び方や、症状を緩和するのに適した漢方の種類と鍼灸治療などをご紹介します。
本学では、今後もこうした講座をとおして、本学が有するさまざまな知見や研究成果の社会還元に努め、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。
■開講概要
テーマ |
: |
第72回漢方教室「暑さとジメジメに負けない! ~夏場の漢方~」 |
日時 |
: |
2024年6月29日(土)14:00~15:30 |
会場 |
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東海大学伊勢原キャンパス 講堂B(神奈川県伊勢原市下糟屋143) |
講師 |
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野上達也(本学医学部医学科専門診療学系漢方医学 准教授、本学医学部付属病院診療部東洋医学科) 山中一星(本学医学部付属病院 鍼灸師) |
定員 |
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200名程度 |
参加方法 |
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事前申込制ではありませんので、当日直接会場にお越しください。 |
参加費 |
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無料 |
お問い合わせ |
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東海大学医学部専門診療学系 漢方医学 TEL.0463-93-1121(代表)内線2249 ※電話対応が可能な時間帯は平日9:00~17:00となります。予めご了承くださいますようお願い申し上げます。 |
■漢方医学とは
東洋医学の一つであり、古代の中国医学に由来し、日本で独自に発展した伝統医学です。古来より今日に至るまでさまざまな疾患の治療に幅広く用いられています。近年では現代西洋医学と組み合わせて用いられることも多く、現代西洋医学の欠点を補ったり、副作用を抑えたりすることで、よりよい医療を実践することが目指されています。
本学医学部医学科専門診療学系漢方医学では、現代西洋医学とともに、漢方医学を上手に活用することで、多くの方々の健康の維持、推進に貢献できればと考えております。
■東海大学医学部専門診療学系漢方医学とは
本学では、2002年10月に医学部寄付講座として東洋医学講座が開設され、2005年4月から医学部付属病院東洋医学科として診療を開始しました。2014年9月で寄付講座は終了し、2015年4月から全国でも数少ない正規の医学部専門分野として専門診療学系漢方医学がスタートしました。東洋医学外来には、漢方専門医であると同時に西洋医学の領域でも豊かな経験を持つスペシャリストが揃っており、東洋医学と西洋医学を融合させることで、患者様一人ひとりに合わせた最良の治療法を選択する、新しい医療を目指しています。
<本件に関するお問い合わせ・読者の方のお問い合わせ>
東海大学医学部専門診療学系 漢方医学
TEL.0463-93-1121(代表)内線2249 担当:伊澤
※診察等の都合上、読者の方からの電話でのお問い合わせは平日9:00~17:00に
限らせていただきます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。