5年生が「三保海岸ビーチコーミング」「深海魚ミズウオの解剖」を体験~深海魚の胃の中からプラスチックが! 駿河湾の生態系の問題を知る環境学習~

2020年10月12日

▲昨年の「ビーチコーミング」の様子
 東海大学付属静岡翔洋小学校では、来る10月14日(水)に行われる5年生の「総合的な学習」の授業において、「三保海岸ゴミ漂着の謎を追え」と題して「ビーチコーミング」と「ミズウオの解剖」を実施いたします。

この授業は、本校の特色の一つである環境教育の一環として行われるものです。当日はまず、東海大学海洋科学博物館の学芸員とともに、三保真崎海岸に打ち上げられた漂着物を調査する「ビーチコーミング」を行います。このビーチコーミングでは、漂着物を「陸上の自然の中で生まれたもの」「海の自然の中で生まれたもの」「人間が作りだしたもの」に分類し、どの漂着物が最も多いのかを検証します。
ビーチコーミング終了後は、会場を東海大学海洋科学博物館に移し、駿河湾で捕獲された深海魚「ミズウオ(i)」を解剖(ii)。胃の中に消化されずに残ったマイクロプラスチックや木片などのゴミを観察します。児童たちはこうした活動を通して環境汚染問題について学び、生態系の汚染を食い止めるために自分たちに今何ができるかを考えます。

(i)ミズウオ:深海に生息し、魚などの獲物を丸飲みにする獰猛な性質をもつ魚。胃の中からプラスチックやビニールなどの人工的なゴミが見つかっています。
(ii)新型コロナウイルス感染予防に配慮するため、今回の解剖は職員が行います

本校では、総合学園の一員としてのさまざまなリソースを活用し、教育・研究の成果を学園の内外に広く還元することで、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。本取り組みも、そうした考え方に基づいて行うものです。


■開催概要
日 時 : 2020年10月14日(水)13:00~15:25
      ※ビーチコーミング 13:00~、ミズウオの解剖観察 14:00~ 
会 場 : ビーチコーミング…東海大学海洋科学博物館裏の三保真崎海岸
      ミズウオの解剖……東海大学海洋科学博物館講堂(静岡市清水区三保2389)
参加者 : 本校5年生55名
      ※本授業は、厚生労働省が推奨する新型コロナウイルス感染症対策に努めて実施します。

■本件に関するお問い合わせ
東海大学付属静岡翔洋小学校 担当:石井
TEL.054-334-2408 FAX.054-334-9950

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