5年生が「三保海岸ビーチコーミング」&「深海魚ミズウオの解剖」を体験~深海魚の胃の中から、あの環境汚染物質が! 駿河湾の環境問題を考える体験学習~

2019年10月28日

▲昨年の「ミズウオの解剖」の様子
東海大学付属静岡翔洋小学校では、来る10月30日(水)に行われる5年生の「総合的な学習」の授業において、「三保海岸ゴミ漂着の謎を追え」と題して「ビーチコーミング」と「ミズウオの解剖」を実施いたします。

この授業は、本校の特色の一つである環境教育の一環として行われるものです。当日はまず、東海大学海洋科学博物館の学芸員とともに、三保真崎海岸に打ち上げられた漂着物を調査する「ビーチコーミング」を行います。このビーチコーミングでは、漂着物を「陸上の自然の中で生まれたもの」「海の自然の中で生まれたもの」「人間が作りだしたもの」に分類し、どの漂着物が最も多いのかを検証します。そして、ビーチコーミング終了後は、会場を東海大学海洋科学博物館に移し、駿河湾で捕獲された深海魚「ミズウオ※」の解剖に挑戦。胃の中に消化されずに残ったマイクロプラスチックや木片などのゴミを観察します。児童たちは、こうした活動を通して環境汚染問題について学び、汚染を食い止めるために自分たちに今何ができるかを考えます。
※ミズウオ:深海に生息し、魚などの獲物を丸飲みにする獰猛な性質をもつ魚。ミズウオの胃からプラスチックやビニールなどの人工的なゴミが見つかっています。

本校では、総合学園の一員としてのさまざまなリソースを活用し、教育・研究の成果を学園の内外に広く還元することで、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。本取り組みも、そうした考え方に基づいて行うものです。

■開催概要
日 時:2019年10月30日(水)13:00~15:25(報道受付は12:00より現地にて)
    ※ビーチコーミング 13:00~、ミズウオの解剖観察 14:00~ 
会 場:ビーチコーミング 東海大学海洋科学博物館裏の三保真崎海岸
    ミズウオの解剖  東海大学海洋科学博物館講堂(静岡市清水区三保2389)
参加者:本校5年生20名

■本件に関するお問い合わせ
東海大学付属静岡翔洋小学校 担当:伊東
TEL.054-334-2408   FAX.054-334-9950

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