第512回 望星講座 科学と社会の境界に挑む「トランスサイエンス」としての「地層処分」 ~高レベル放射性廃棄物の安全確保と社会的合意形成の未来をひも解く~

2026年10月09日

 学校法人東海大学 望星学塾では、10月24日(土)14:00より、第512回望星講座を開講いたします。今回のテーマは、「エネルギーと環境の未来を考える-私たちは放射性廃棄物とどう向き合うか-」です。

 若杉先生.jpg原子力発電に伴って発生する高レベル放射性廃棄物の問題は、現代社会が抱える重要な課題の一つです。本講座では、日本のエネルギー事情や原子力発電の役割を出発点とし、高レベル放射性廃棄物の特徴やこれまでの検討・対策を俯瞰した上で、なぜ「地層処分」が選択されているのかを安全性や実現可能性の観点から徹底解説します。天然の岩盤と人工バリアを組み合わせた「多重バリアシステム」による長期間の隔離・閉じ込めの仕組みについて、身近な事例を交えながら分かりやすくひも解くほか、国内における処分地選定の仕組み、経緯、そして最新の状況についても詳しく概説します。

 

 講師には、長年にわたり放射性廃棄物の安全評価や社会受容性を研究し、日本原子力学会バックエンド部会長やIAEA(国際原子力機関)原子力安全国際スクールファシリテーターも務める東海大学工学部応用化学科・若杉圭一郎教授を迎えます。地層処分は科学技術の枠組みにとどまらず、社会的な議論や判断が不可欠な「トランスサイエンス」の典型的な課題です。長年現場と学術の最前線に携わってきた若杉教授の知見をもとに、科学的根拠に基づく安全確保と、持続可能な未来に向けた社会的合意形成の重要性について考察を深めます。

 望星学塾では地域の生涯学習の場として、望星講座をはじめとしたさまざまな講座や教室を開講しています。こうした集いと交流を通して教育・研究の成果を地域に還元することで、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。

 

■講座概要

テーマ

:

エネルギーと環境の未来を考える-私たちは放射性廃棄物とどう向き合うか-

日時

:

2026年10月24日(土)14:00~15:30(受付開始13:30)

会場

:

学校法人東海大学 望星学塾 1階ホール(東京都武蔵野市西久保1-17-1)

定員

:

30名(定員になり次第締切)

講師

:

東海大学工学部応用化学科 若杉圭一郎教授(専門:放射性廃棄物工学)

参加費

:

1,000円(受講料は当日受付でお支払いください)

申込方法

:

10月23日(金)13:00までに電話にてお申し込みください。

TEL. 0422-51-0161(月~金 9:00~17:00)

<本件に関するお問い合わせ・読者の皆様からのお問い合わせ>

学校法人東海大学 望星学塾 担当:有賀・井澤

TEL.0422-51-0161

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