「第4回世界小規模漁業会議・アジアパシフィック」を開催 ~各国の専門家から漁業者や女性漁業者までが集い小規模漁業・漁村の未来について考える~

2022年04月28日

 第4回世界小規模漁業会議・アジアパシフィックでは、5月10日(火)から12日(木)までの3日間、小規模漁業に関心のある各国研究者、学生、行政関係者、実務家、漁業者および漁業者団体、環境団体、政策立案者等が集まり、研究発信と議論を行う「第4 回世界小規模漁業会議 ・アジア パシフィック」を開催いたします。なお、本会議 は4年に一度、研究者等が一堂に会して開催されてきましたが、4回目の開催となる今回は、コロナ禍の影響により、アジア太平洋、北米、ヨーロッパ、ラテンアメリカ・カリブ、アフリカの 5地域に分けて、対面とオンラインのハイブリッド形式で開催されます 。

 今回の世界小規模漁業会議では、東海大学海洋学部水産学科の李准教授が日本漁業におけるジェンダー問題を改善し、女性の漁業への参画を目的として企画、昨年10月から月1回ペースで実施してきている「漁する女子ジャパン」についての公開イベント1「漁する女子ジャパンシンポジウム」〔5月10日(火)〕が開催されます。同シンポジウム内では、フランス・ブレスト大学の専門家の先生による基調講演が行われるとともに、静岡県水産・海洋局の松浦玲子氏、静岡県漁連の川口照恵氏や県内の漁業者、女性漁業者の方をパネリストに迎えたパネルディスカッションも行われます。
また、「パラレルセッション1 北東アジアセッション企画」〔5月10日(火)〕では、日本、韓国、中国台湾、中国大陸の専門家が集い、4地域での水産物消費の現状について情報共有と意見交換を行います。「プレナリーセッション⑤」〔5月12日(木)〕では、県内の漁業者、女性漁業者、地元加工業者の方をお招きし、食料としての水産物の大切さ、水産物が地元で消費され、価値創造されることの大切さ、及びそれらにおける女性の役割などについてもお話しいただくほか、地元の海の幸を用いた料理の実演も予定しています。
他にも、会議のメイントピックスである、「ジェンダー」「ガバナンス」「リサーチ」「ファイナンシャル」「フード」「ジャスティス」を中心に、たくさん興味深いセッションが企画されています。

■開催概要
日時 : 2022年5月10日(火)~5月12日(木)10:00~21:00
会場: 清水テルサ1階多目的ホール(所在地:静岡市清水区島崎町223)およびオンライン
実施形式 :対面とオンラインのハイブリッド(プレナリーセッションおよび公開イベントはハイブリッド、パラレルセッションはほぼオンラインで行う予定)
参加者: アジア太平洋地域の小規模漁業に関心のある研究者、行政関係者、学生、実務家、漁業者および漁業者団体、環境団体、政策立案者など(3日間 計 対面 150名ほど、オンライン 200名ほどを想定)
使用言語 :英語(一部日本語セッションあり)。プレナリーセッションや公開イベントは、同時通訳付きで実施予定
メインテーマ: ビルド・フォワード・ベター〔Building Forward Better;より良い未来を築くという意味〕
メイントピックス:ジャスティス、ジェンダー、フード、ガバナンス、ファイナンシャル、リサーチ
特設サイト:「第4回世界小規模漁業会議・アジアパシフィック」特設サイトhttps://www.4wsfcongress.com/asia-pacific-may-2022
主催 :TBTI ジャパン研究ネットワーク & Too Big To Ignore((TBTI)グローバルプロジェクト(TBTI: Too Big To Ignore;小規模漁業の意義と役割は、無視するには大きすぎるという意味)
後援・協力 : 東海大学海洋学部、静岡市、V2V Global Partnership、Dried Fish Matters、OAK Foundation、マリノフォーラム21など

<本件に関するお問い合わせ>
東海大学スルガベイカレッジ静岡オフィス 
企画・広報担当:山本、柴田、逆井
TEL.054-337-0144



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