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第497回 望星講座 宇宙からの観測画像で地球の美しさと危機を実感する公開講座 ~地球観測衛星「はくりゅう」を題材に、「衛星気象学」の最前線を専門家が解説~
2025年05月07日
学校法人東海大学 望星学塾では、5月17日(土)14:00より、第497回望星講座「宇宙から地球を見守る~衛星気象学の最前線~」を開講いたします。
産業革命以降、人類文明は大きく発展しました。その一方で地球温暖化や環境問題といったマイナス面も生じています。特に温暖化では気温上昇による激甚な気象現象や災害の発生が懸念され、科学者たちはこの問題に関して情報発信しています。気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次レポート(2015年2月)では、人間活動が温暖化の原因であると指摘されました。こうした背景から、地球科学者たちは、陸、海、大気を精緻に観測し、その結果を共有して地球モデルの開発改良を進めています。そうした中で人工衛星を使った地球観測が重視され、「衛星気象学」が形成されました。
本講座では、衛星気象学などが専門の中島 孝・東海大学情報理工学部教授を講師に迎え、衛星観測画像を通して地球の素晴らしさを受講者の皆さんに実感していただくとともに、2024年5月に打ち上げられた地球観測衛星「EarthCARE(和名はくりゅう)」による取得データが、雲の構造や大気中の微粒子の分布、地表面の状態といった情報をどのように捉え、気象予測の精度向上などにどう貢献するのか、その研究の最前線をお話しします。
望星学塾では地域の生涯学習の場として、望星講座をはじめとしたさまざまな講座や教室を開講しています。こうした集いと交流を通して教育・研究の成果を地域に還元することで、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。
■講座概要
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テーマ |
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宇宙から地球を見守る~衛星気象学の最前線~ |
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日時 |
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2025年5月17日(土)14:00~15:30(受付開始13:30) |
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会場 |
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学校法人東海大学 望星学塾 1階ホール(東京都武蔵野市西久保1-17-1) |
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定員 |
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30名(定員になり次第締切) |
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講師 |
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中島 孝・東海大学情報理工学部情報科学科教授、博士(理学) 専門/地球物理学、大気放射学、衛星気象学 |
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参加費 |
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1,000円(受講料は当日受付でお支払いください) |
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申込方法 |
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5月16日(金)13:00までに電話にてお申し込みください。 TEL. 0422-51-0161(月~金 9:00~17:00) |
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<本件に関するお問い合わせ・読者の皆様からのお問い合わせ> 学校法人東海大学 望星学塾 担当:有賀・井澤 TEL.0422-51-0161 |

