第439回望星講座「中世における『王朝物語』という存在」を開講

2019年08月26日

学校法人東海大学 望星学塾では、来る9月7日(土)14:00より、第439回望星講座「中世における『王朝物語』という存在」を開講いたします。

平安時代から室町時代にかけて、王朝期の日常や流行、芸術や文化を反映した物語・小説群を「王朝物語」と言い、それらの多くは、中世の鎌倉時代に作られました。「王朝物語」の作品の中には、「姫君」として育てられた兄と「若君」として育てられた妹の非現実的で、現代作品のストーリーにも影響を与えた「とりかへばや物語」があります。また同時期には、対照的な物語として平家の侍が次々と命を落とした源平の合戦を残酷な描写で記した「平家物語」があります。

本講座では、本学文学部日本文学科教授の鈴木泰恵が講師を務め、中世の王朝物語「とりかへばや物語」と軍記物語「平家物語」を中心に、対照的な2つの作品が生まれた時代背景、戦乱の世の中で生まれた「王朝物語」の意義、そこから見える現代の“平和“について考えます。また、講座では、王朝物語・軍記物語の貴重な写本を有する本学桃園文庫の意義・今後の活用法についてもお話しします。

望星学塾では、地域の生涯学習の場として、望星講座をはじめとしたさまざまな講座や教室を開講しています。こうした集いと交流をとおして教育・研究の成果を地域に還元することで、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。

つきましては、下記の概要にて開講いたしますので、広くご紹介いただければ幸甚です。ご検討の程、宜しくお願いいたします。

■講座概要
テーマ :中世における「王朝物語」という存在
日  時:2019年9月7日(土)14:00~15:30
会  場:学校法人東海大学 望星学塾 1階ホール(東京都武蔵野市西久保1-17-1)
定  員:80名(定員になり次第締切)
講  師:鈴木 泰恵(東海大学文学部日本文学科 教授)
参加費 :500円(会場整理費)
申込方法:住所、氏名(フリガナ)、電話番号を明記の上、前日までに電話、FAX、
     メールのいずれかで学校法人東海大学 望星学塾までお申し込みください。
     TEL. 0422-51-0161(月~金曜 10:00~17:00)FAX. 0422-53-1025  
     E-mail. bosei@tokai.ac.jp
     ※個人情報は、本件以外の目的での利用はいたしません。
後  援:武蔵野市教育委員会、東海大学同窓会三多摩支部

■本件に関するお問い合わせ・読者の皆様からのお問い合わせ
学校法人東海大学 望星学塾 担当:有賀(ありが)・蓮見(はすみ)
TEL.0422-51-0161

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