第435回望星講座 「エジプト文明 ―謎の物質"ファイアンス"の復元― 」を開講~文理融合の研究プロジェクトが製法の謎を解き、世界で初めて復元に成功~

2019年03月25日

▲復元した「ファイアンス」で製作した、エジプトの出土品を模した「カバの置物」
学校法人東海大学 望星学塾では、来る4月13日(土)14:00より、第435回望星講座「エジプト文明 ―謎の物質“ファイアンス”の復元― 」を開講いたします。

古代エジプトで陶器などの釉薬(うわぐすり)に用いられていた人工物質「ファイアンス」。一度焼くだけでガラスのような質感と青く神秘的な色合いを表現できることから、紀元前約4500年から紀元後100年頃までラピスラズリやトルコ石の代用として、装飾品や副葬品に用いられてきました。しかしその後、ガラス製造が可能になると、製造工程が複雑だった「ファイアンス」は次第に使われなくなり、その材料や製造方法は長年、研究者の間でも“謎”とされてきました。

本講座では、世界で初めて「ファイアンス」の復元に成功した東海大学文化社会学部アジア学科の山花京子准教授と同工学部応用化学科の秋山泰伸教授が、「ファイアンス」の性質や復元成功までの道のりなど、文理融合で実現した研究成果を対談形式でご紹介します。

■講座概要
テーマ :エジプト文明 ―謎の物質“ファイアンス”の復元―
日時  :4月13日(土)14:00~15:30(15:30~16:00質疑応答・実物見学※自由参加)
会場  :学校法人東海大学 望星学塾 1階ホール(東京都武蔵野市西久保1-17-1)
定員  :80名(定員になり次第締切)
講師  :山花 京子(東海大学文化社会学部アジア学科 准教授)
     秋山 泰伸(東海大学工学部応用化学科 教授)
参加費 :500円(会場整理費)
申込方法:住所、氏名(フリガナ)、電話番号を明記の上、前日までに電話、FAX、
     メールのいずれかで学校法人東海大学 望星学塾までお申し込みください。
     TEL. 0422-51-0161(月~金曜 10:00~17:00)FAX. 0422-53-1025  
     E-mail. bosei@tokai.ac.jp
     ※個人情報は、本件以外の目的での利用はいたしません。
後援  :武蔵野市教育委員会、東海大学同窓会三多摩支部

■本件に関するお問い合わせ・読者の皆様からのお問い合わせ
学校法人東海大学 望星学塾 担当:有賀(ありが)・蓮見(はすみ)
TEL.0422-51-0161


■復元に成功した「ファイアンス」で製作した作品例
▲ビーズ(ひなぎく型)(白色、中心部は赤)
▲食器(黄色
▲壺(香油、軟膏などの容器に使用

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