付属札幌高等学校(4月より同校名へ変更)の新校舎の竣工式を執り行いました

2016年03月22日

東海大学付属第四高等学校(4月より東海大学付属札幌高等学校)の新校舎と生徒寮である札幌望星塾の竣工式を、3月20日に開催しました。この新校舎は、学園の建学75周年記念事業の一環として、同高校の創立50周年を兼ねて建設されたものです。式典には、松前義昭理事長や東海大学の山田清志学長ら学園関係者、小坂秀王校長ら同校の教職員、同窓生らが多数列席しました。

新校舎は地上5階建ての鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)で、高校と大学の一貫教育体制のさらなる充実を目指し東海大学札幌キャンパス内に移転しました。特にデザインや英語、理科などの教科で一貫教育が行えるよう、大学との交流・学習の場となる「デジタルアトリエ」「グローバルルーム」を設置し、さらに大学との間を連絡通路でつなぐといった工夫がなされています。また1階部分に設けられたエントランスホールとカフェテリアからなるコミュニティウイングは、大開口の窓から自然光がふんだんに降り注ぐ開放感溢れる空間が特徴的です。普通教室や美術室、物理教室などからなるスタディウイングには生徒が自由に使える談話スペースが各階に設けられるなど、心地よく学べる空間がつくられています。

一方、札幌望星塾は野球部や柔道部、バレーボール部など8つの部の生徒向け寮で、鉄筋コンクリート造の地上5階建て、162人が入居できます。居室はすべて個室となっており、館内にはWi-Fiが完備されているほか、出入り口はオートロック、38台の防犯カメラ設置、住みこみの管理人が常駐するなど生徒の安全・安心に最も配慮したものになっています。

両施設の竣工式では、松前理事長と山田学長、小坂校長、生徒代表らによるテープカットの後、施設見学会を実施。新校舎のカフェテリアで開かれた祝賀会では、学園を代表して松前理事長があいさつした後、ファシリティ課の有松重雄課長が工事概要を説明しました。続いて、設計や工事にあたった株式会社日本設計、戸田建設株式会社などに感謝状が贈られ、杉一郎常務理事の乾杯で工事の完成を祝いました。

最後にあいさつに立った小坂校長は、「竣工式に先立ち、生徒たちは1週間ほど前から新校舎と塾を利用していますが、とても感激し目の輝きが違っているように感じるほど意欲が高まっています。われわれの想像を上回る形で校舎を作っていただいたことに感謝申し上げます。すばらしいハードを整えていただいた今、これからは中身をしっかりつくるのがわれわれの使命だと考えています。4月からは札幌高校と校名も変わりますが、これまで以上に地域の皆さまに愛される学校になるよう努めてまいります」と決意を語りました。

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