本校2年生対象 地元企業から「SDGs」を学ぶ特別授業を実施~カードゲームを使って、社会問題の解決策を楽しみながら考える~

2019年12月10日

東海大学付属静岡翔洋高等学校では、来る12月14日(土)、本校2年生80名を対象に、静和ケミカルサービス株式会社(静岡市駿河区)による「SDGs」※1について学ぶ特別授業を実施いたします。
(※1)SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)とは、2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟193カ国が2016~30年の15年間で達成するために掲げた目標。世界が抱える問題を解決し、持続可能な社会をつくるために世界各国が合意した17の目標と169のターゲットからなる。


「電通ジャパンブランド調査2019」(2019年4月15日発表)によると、世界20カ国・地域※2におけるSDGsの平均認知率は60.3%となっています。認知率上位は、イタリア(94%)、インド(81.3%)、インドネシア・ベトナム(いずれも80.7%)と続き、最も低いロシアでも36.3%です。一方、「電通 第2回 SDGsに関する生活者調査」(2019年4月22日発表)によると、日本でのSDGs認知率は全体で16.0%にとどまり、世界の中でも際立って低い状況にあると言えます。
(※2)20カ国・地域:中国(グループA=北京、上海、広州、グループB=深圳、天津、重慶、蘇州、武漢、成都、杭州、大連、西安、青島)、香港、台湾、韓国、インド、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、オーストラリア、アメリカ(北東部・中西部・南部・西部)、カナダ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、トルコ

今回の特別授業では、エコテクノ事業、リサイクル事業(産廃事業)、清掃メンテナンス事業を通じて、SDGsのビジョンである持続可能な社会の構築を目指す清和ケミカルサービス株式会社の大村氏をお招きして、同社独自の取り組み「静和SDGsチャレンジ!」などについてご説明いただき、SDGsに対する生徒たちの理解を深めます。また、金沢工業大学の学生プロジェクト「SDGs Global Youth Innovators」と株式会社リバースエッジの共同開発によるSDGsカードゲーム「THE SDGs Action cardgame『X(クロス)』」にもチャレンジ。このカードゲームは、SDGsの17個の各ゴールにおけるトレードオフ※3の問題が描かれた「トレードオフカード」と、問題解決のために活用可能なAIやロボットなどの技術や製品、サービス等の描かれた「リソースカード」の2種類のカードを使い、様々な社会問題の解決方法を楽しみながら考えることができるものです。
(※3)トレードオフ:何かを得ることで別の何かが失われる状況。SDGsにおいては、特定の社会課題を解決することで、新たな社会課題が生まれてしまう状況を指す。

本校は2015年度から毎週土曜日、国語・社会・英語・体育・美術などから生徒が自由に教科を選び、教科書を使わずに行う授業「土曜講座(サタデーセミナー)」を実施しています。回によっては、地元企業の方やスポーツ選手、各界の著名人などを講師にお招きし、多様な人材との対話をとおした生きたコミュニケーションから学ぶ授業も実践しています。


■実施概要
日時 : 2019年12月14日(土)①8:55~10:10、②10:25~11:40(いずれも同じ内容)
会場 : 東海大学付属静岡翔洋高等学校 2号館2階 理科室(所在地:静岡市清水区折戸3-20-1)
講師 : 静和ケミカルサービス株式会社 大村氏
対象 : 付属静岡翔洋高等学校2年生80名(予定)
内容 : 静和ケミカルサービス株式会社の概要、および同社のSDGs活動の紹介
     SDGsカードゲーム「THE SDGs Action cardgame『X(クロス)』」の体験


■本件に関するお問い合わせ
東海大学付属静岡翔洋高等学校 担当:倉田・品川
TEL.054-334-0726/FAX.054-334-0827

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