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ブラジルにルーツのある子どもたちと2泊3日の心の交流 ~「国籍越えて共生を」願い続け 学生プロジェクト「Beijo Me Liga」10度目開催~
2024年08月19日
東海大学〔湘南キャンパス〕キャンパスライフセンターのチャレンジプロジェクト「Beijo Me Liga」では、8月23日(金)から、キャンパス内の各種施設を会場に、ブラジルにルーツのある子どもたちを対象とした2泊3日の異文化交流イベント「マルチカルチャーキャンプ」を開催いたします。
在留外国人統計によると、日本国内には約21万人のブラジルにルーツのある人やその家族が暮らしており、そのうち20歳未満の子どもたちが約8万人います。子どもたちが通うブラジル人学校は無認可も含め国内に約80校ありますが、日本とブラジルの言語や文化、価値観の違いから、日本での暮らしに不安を抱えている子どもも少なくありません。「マルチカルチャーキャンプ」は、ブラジル人学校に通う子どもたちのそうした不安を少しでも解消し、日本社会に溶け込むきっかけにしてもらおうと今回で10度目の開催となります。
今回のキャンプに参加するのは、岐阜県や埼玉県などのブラジル人学校に通う小学生から高校生までの子どもたちと本学の学生の計約90名です。期間中、参加者全員で縦3.5m、横7.8mの巨大な絵を描くほか、日本の夏祭りの雰囲気を味わう「巨大提灯」の制作や運動会などを実施。ブラジル式の夜会「Salau(サラウ)」や「生命のダンス」を意味する「ビオダンサ」なども行って交流を深めます。
本学では、総合大学としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会、国家、国際社会づくりに寄与することを教育目標に掲げています。今回の学生たちの取り組みも本学のそうした考えに基づくものです。
■「マルチカルチャーキャンプ」実施概要
日時 |
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2024年8月23日(金)12:00~8月25日(日)13:00 |
会場 |
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東海大学湘南キャンパス6号館、パレットなど(平塚市北金目4-1-1) |
参加者 |
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参加校:エスパシン(岐阜県)、Escola Opcao(茨城県)、TS学園(埼玉県)、ピタゴラス(群馬県)の各ブラジル学校の小中高生や保護者、教員、本学学生ら計約90人 |
主な内容 |
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【23日】 キャンプスタート(12:00~、場所:6号館) Big art(巨大絵)制作(13:30~、場所:体操体育館前付近) 【24日】 運動会(9:00~11:30、場所:17号館ネクサスホール) 巨大提灯制作(13:00~16:30、場所:17号館ネクサスホール) Salau(20:00~22:00、場所:パレット) 【25日】 ありがとうの会(9:00~10:00、場所:17号館ネクサスホール) ビオダンサ(10:00~11:30、場所:17号館ネクサスホール) キャンプ終了(12:00) ※雨天の場合、場所変更の可能性があります。 |
Beijo Me Liga(ベイジョ・メ・リーガ)
日本で暮らす外国籍の子どもたちを対象に、支援活動や異文化交流を通して文化や言語にとらわれず、互いの文化に触れる場をつくることを目的に2011年に結成。マルチカルチャーキャンプなど国際交流のイベントなどを行っています。活動名「Beijo Me Liga」はポルトガル語で「キスして電話して」の意味。現在は約80人が在籍。
チャレンジプロジェクトとユニークプロジェクト
社会に貢献できる人材を育成する学部横断の教育プログラムです。学生自らが社会課題の解決に向けてプロジェクトを立ち上げ、大学から資金やアドバイスなどの支援を受けて活動します。世界で活躍する団体もあり、社会的実践を通じた学生の成長を図っています。
2024年度は、チャレンジプロジェクト19団体、ユニークプロジェクト11団体が活動中です。
■東海大学湘南キャンパス内地図
<本件に関するお問い合わせ>
東海大学キャンパスライフセンター担当:村井・正木
TEL.0463-50-2504(直通) E-mail:project-kakari@tokai.ac.jp