第23回 東海大学医学部付属大磯病院市民公開講座を開講~アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)についてわかりやすく解説~

2019年09月04日

東海大学医学部付属大磯病院では、来る9月24日(火)15:00より、当院「青松ホール」において、地域の皆さまを対象とする市民公開講座を開講いたします。なお、本講座は無料でご受講いただけます。

第23回目の開講となる今回は「アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)ってなに?~自らが望む人生の最終段階の医療・ケアについて話し合ってみませんか~」と題して、当院総合内科 教授 島田 恵、同緩和ケア認定看護師 榎本 愛の二名が講演を実施いたします。 
また、当日は本講演の内容を踏まえたゲーム「もしバナゲーム~もしものための話し合い~」も実施いたします。「もしバナゲーム」は、重病の時や死の間際に「大事なこと」として人が口にするような言葉が記してあるカードを使い、余命半年という想定で大事にしたい言葉を選ぶもので、医師が作ったゲームとして大きな話題にもなりました。

「アドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning:ACP)」とは、終末期に自分では意思決定ができなくなってしまうなど、万が一のときに備えて、自分が大切にしていることや望み、どのような医療やケアを希望しているかといった点について、自分自身で考えたり、家族や医療関係者、介護提供者などとあらかじめ一緒と考えたりする取り組みを指します。
また、厚生労働省は昨年8月から9月にかけてアドバンス・ケア・プランニングの愛称募集を行い、「家族等、信頼できる人たちと輪を囲んで話し合うというイメージが湧く」といった選定理由により、『人生会議』に決定しています。あわせて、11月30日(いい看取り・看取られ)を「人生会議の日」とし、人生の最終段階における医療・ケアについて考える日としています。

本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流を通して教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。医学部付属大磯病院でのこうした取り組みも本学の考えを体現するものです。

■開催概要
日 時:2019年9月24日(火)15:00~17:00
会 場:東海大学医学部付属大磯病院5階青松ホール(神奈川県中郡大磯町月京21-1)
内 容:講演(15:00~15:50)
    「アドバンス・ケア・プランニング(人生会議)ってなに?」
     講師:島田 恵(東海大学医学部付属大磯病院 総合内科 教授)
        橋本 愛(東海大学医学部付属大磯病院 緩和ケア認定看護師)

    ゲーム(16:00~16:50)
    「もしバナゲーム」~もしものための話し合い~
     進行役:阿部 智史(医療法人鉄蕉会 亀田森の里病院 医師)
対 象:一般の方(事前申し込み制)
参加費:無料(筆記用具をお持ちください)
申込み:東海大学医学部付属大磯病院 事務課庶務係(9月21日締切
    平日8:30~16:30 土曜8:30~14:30(第二・四除く
    TEL:0463-72-3211(代表)内線2211・2212

■本件に関するお問い合わせ
東海大学医学部付属大磯病院 事務課 担当:清宮
TEL:0463-72-3211(代表)

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