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2025年度望星ゼミナール 歴史シリーズ 女性救済の立役者 熊野比丘尼の活動に焦点 ~日本中世史の専門家が熊野信仰の歴史を考察~
2025年10月22日
学校法人東海大学 望星学塾では、11月6日(木)、11月13日(木)の2日間、望星ゼミナール歴史シリーズ「熊野比丘尼の活動と熊野観心十界曼荼羅」を開講いたします。
日本の前近代社会、特に古代・中世では女性は穢れた存在とされ、死後に極楽浄土への往生も叶わないとされていました。当時は、伊勢神宮などをはじめとする多くの神社で、斎宮などの一部の例外を除いて女性の立ち入りが拒否されることさえありましたが、熊野だけは女性の穢れも厭わずに受け入れていました。この女性救済の活動で中心的な役割を果たしたのが、熊野信仰を広めるために各地を旅した尼僧「熊野比丘尼(くまのびくに)」たちです。『熊野観心十界曼陀羅(くまのかんじんじっかいまんだら)』や『那智参詣曼陀羅(なちさんけいまんだら)』などを携えて畿内の祭礼などに赴き、これらの曼陀羅を絵解きすることで、主に女性を熊野参詣へと導きました。
本歴史講座では、日本中世史が専門で日本大学非常勤講師の渡邊浩史氏を講師にお迎えし、熊野比丘尼の活動を中心とした、女性を受け入れた熊野について深く考察していきます。
望星学塾では、地域の生涯学習の場として、望星講座や望星ゼミナールをはじめとしたさまざまな講座や教室を開講し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を地域に還元することで、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。
■開催概要
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日時 |
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第1回/11月 6 日(木) 14:00~15:30 第2回/11月13日(木) 14:00~15:30 ※各回のみの受講も可 |
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会場 |
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学校法人東海大学 望星学塾(東京都武蔵野市西久保1-17-1) |
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定員 |
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各回15名(定員になり次第締切) |
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講師 |
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渡邊 浩史氏(日本大学 非常勤講師)、専門は日本中世史 【主な著書・論文】 ・「鎌倉中期迄の悪党」『史叢第38号』日本⼤学史学会 ・流通路支配と悪党-東大寺領山城国賀茂庄の悪党-『年 報中世史研究第16号』中世史研究会のち『展望日本歴史10南北朝内乱』(平成12年刊)東京堂出版に転載 ・⼀遍と賦算・聖地/文永十一年の四天王寺・高野山・熊野『寺社と民衆』第5特別号 民衆など |
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内容 |
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11月6日(木) テーマ「熊野比丘尼の活動」 11月13日(木) テーマ「熊野観心十界曼荼羅」 |
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受講料 |
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各回2,000円 |
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申込方法 |
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前日までに右の二次元コードから、 またはメールに①氏名・フリガナ ②住所 ③電話番号 を記載してお申し込みください。 E-mail:bosei@tokai.ac.jp 10⽉14⽇(火)10:00より受付開始
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お問い合わせ |
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学校法人東海大学 望星学塾 TEL.0422-51-0161(受付時間 月~金曜 9:00~17:00) |
<本件に関するお問い合わせ>
学校法人東海大学 望星学塾 担当:有賀・井澤
TEL.0422-51-0161



