「2019ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」参戦体制発表会を開催~東レ、ブリヂストンなどの全面協力で開発した新型車両を初公開、公開試走も実施~

2019年08月21日

出典:「2019ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」オフィシャルサイトより引用
東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクトのソーラーカーチームでは、今年10月にオーストラリアで開催される世界最大級のソーラーカーレース「2019ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」(以下、BWSC)への参戦にあたり、9月3日(火)14:00より、本学湘南キャンパスにおいて参戦体制発表会を開催いたします。

当日は、ソーラーカーチームの学生代表・武藤 創(本学工学部動力機械工学科4年次生)より、今大会の概要やレギュレーションの変更点、新型車両開発までのプロセス、参戦体制などについて説明します。また、学生たちが今大会のレギュレーションに合わせて新たに開発した新型車両「Tokai Challenger」に使われている技術や、レース参戦の教育的な意義などについて、チーム総監督を務める佐川 耕平(本学工学部電気電子工学科助教)が解説します。さらに、車体のボディ素材として、ロケットや航空機などにも使われる炭素繊維「トレカ®」を使用した強化プラスチック(CFRP)を供給していただいた東レ株式会社、ならびに大会の冠スポンサーでもあり、低燃費と安全性を高次元で両立するソーラーカー用低燃費タイヤ「ECOPIA with ologic®」を供給していただいた株式会社ブリヂストンの両社による技術プレゼンテーションも予定。そして、発表会の最後には、今大会用に製作した新型車両「Tokai Challenger」を報道関係の皆さまに初公開するとともに、公開試走も実施いたします。

本学は1993年からBWSCに出場し、2009年と2011年の大会では2連覇を達成しましたが、2013年の大会以降は優勝を逃しています。この悔しさをバネに、今大会では世界一奪還を目標に据え、国内外のさまざまな企業からの全面的なご協力をいただきながら、新レギュレーションに対応した新型車両の開発を進めてきました。学生たちは、車両製作の過程で幾多の困難にぶつかりながらも、対話と協働をとおして挑戦を重ね、ようやく今大会出場に向けた準備の最終段階に入っています。本学では、学生たちが大会期間中、チーム内だけでなく海外チームとの交流などをとおして大きく成長することを期待しています。

■「参戦体制発表会」開催概要
日 時:2019年9月3日(火)14:00~16:00(受付開始13:30)
会 場:東海大学湘南キャンパス Science Parkテクノキューブ19号館2階
    オープンマルチアトリエ(神奈川県平塚市北金目4-1-1)
出席者:東海大学 学長 山田 清志
(予定) 東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクト
    ソーラーカーチーム総監督   佐川 耕平(工学部電気電子工学科助教)
        同    監督   木村 英樹(工学部電気電子工学科教授)
        同    監督   福田 紘大(工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻准教授)
        同    学生代表 武藤 創(工学部動力機械工学科 4年次生)
    株式会社ブリヂストン ブランド戦略・コミュニケーション本部長
    大山 和俊氏
    東レ・カーボンマジック株式会社 代表取締役社長 奥 明栄氏


■「2019ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」について
 「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」は、太陽光のみを動力源として、オーストラリア北部の都市「ダーウィン」から南部の都市「アデレード」までの距離約3,000kmを総走行時間で競うソーラーカーレースです。1987年から2年に一度開催され、15回目となる今大会には、3連覇中のオランダ・デルフト工科大学をはじめ、トゥウェンテ大学(オランダ)、ミシガン大学(アメリカ)、スタンフォード大学(アメリカ)など、世界の23カ国・地域から47チームがエントリー。その内の本学を含めた29チームが、メインクラスとなる「チャレンジャークラス」にエントリーしています。なお、日本からは、本学のほかに、工学院大学、名古屋工業大学、呉港高等学校が参戦を表明しています。


■東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクト
少ないパワーで人を運ぶことができる軽い乗りものの開発をコンセプトとし、ソーラーカー、人力飛行機、電気自動車の3チームから組織されている東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクト。「ものつくり」の楽しさ・すばらしさを多くの人に伝えるとともに、未来を担う子どもたちの理科離れを防ごうと、学部・学年の枠を越えて学生が集い、企画から工程管理・組織運営までを学生主体で行っています。
ソーラーカーチームは、キャンパス周辺地域の小学校の児童を対象にした「エコカー教室」や、各種展示会への出展などを実施する一方、数多くのソーラーカー世界大会にも参加し、優勝するなどの実績を積んでいます。また、2013年~15年にかけてアラブ首長国連邦アブダビ首長国の石油大学とソーラーカーを共同開発するなど、国際交流も積極的に行っています。

■本件に関するお問い合わせ
東海大学大学広報部企画広報課 担当:喜友名・佐藤・水谷
TEL.0463-50-2402(直通) E-mail:pr@tsc@u-tokai.ac.jp




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