東海大学医学部付属病院では、6月17日（土）14：00より、2017年度肝疾患医療センター市民公開講座「やさしい肝臓病のはなし」を開講いたします。なお、本講座は伊勢原市、秦野市、厚木市周辺の病院などで栄養管理に携わるスタッフによって構成された「地域連携栄養ケア研究会」の総会を兼ねて開催されるものです。主に肝炎などの肝疾患を有する患者さま、ならびにそのご家族を対象としておりますが、肝疾患に関心をお持ちの方であれば、どなたでもご参加いただけます。
代表的な肝臓病には、肝炎や肝硬変、肝がん、脂肪肝などがあります。これらの原因としては、ウイルス感染やアルコール多飲、偏った食事による肥満などが考えられ、特に「ウイルス性C型肝炎」は、「肝硬変」や「肝がん」への進行率が高いとされています。しかし、肝臓は「沈黙の臓器」とも言われるように、自覚症状がないまま病気が進むことが多く、生活習慣の中での予防や定期的な検査といった対策が必要です。
当日は、「ウイルス性肝炎の最新治療」「肝硬変、肝がんの治療について」「肝臓を守る食事」「治療と仕事の両立支援（助成金制度を中心に）」のテーマで、当病院の消化器内科医や管理栄養士などがそれぞれの立場から講演します。また、本講座後半には、肝疾患全般に関して、参加者の皆さまとの質疑応答の時間も設けています。
当病院は、肝炎対策基本法に基づき、神奈川県から「肝疾患診療連携拠点病院」に指定されており、肝疾患医療センターが中心となって、地域医療機関や専門医療機関との連携を推進するほか、肝疾患を有する患者さまやそのご家族、地域の皆さまを対象とする公開講座の開催や相談窓口の設置など、肝疾患に関する情報提供を積極的に行っています。この度の市民公開講座もそうした活動の一環として開講するものです。

■開催概要
日　　時：2017年6月17日（土）14：00～16：00
会　　場：東海大学伊勢原キャンパス 講堂B（神奈川県伊勢原市下糟屋143）
テ ー マ：2017年度肝疾患医療センター市民公開講座（地域連携栄養ケア研究会総会）「やさしい肝臓病のはなし」
講　　演：①ウイルス性肝炎の最新治療　講師／東海大学医学部消化器内科学 助教 広瀬 俊治
　　　　　②肝硬変、肝がんの治療について　講師／東海大学医学部消化器内科学 助教 荒瀬 吉孝
　　　　　③肝臓を守る食事　講師／東海大学医学部付属病院栄養科 管理栄養士 紙谷 ひとみ
　　　　　④仕事と治療の両立支援（助成金制度を中心に）　講師／東海大学医学部衛生学公衆衛生学 准教授 古屋 博行
質疑応答：肝疾患Q&A
　　　　　東海大学医学部消化器内科学 助教 鶴谷 康太
　　　　　東海大学医学部衛生学公衆衛生学 准教授 古屋 博行
　　　　　東海大学医学部付属病院薬剤科 薬剤師 横田 秀一
　　　　　東海大学医学部付属病院栄養科 管理栄養士 紙谷 ひとみ
参加方法：事前登録不要。当日は直接会場にお越しください。
　　　　　※ご質問等がある場合は事前にFAX・E-mailにて受付いたします。
参 加 費：無料
主　　催：東海大学医学部付属病院
共　　催：社団法人日本肝臓学会、神奈川県
後　　援：秦野伊勢原医師会、平塚市医師会、中郡医師会、伊勢原市、神奈川県肝臓病患者会協議会、肝臓の会・神奈川

■本件に関するお問い合わせ
学校法人東海大学 経営企画室広報課
TEL：03-3467-2211（代表）
FAX：03-3485-4939
mail：pr@tokai.ac.jp