第1回 東海大学特別企画セミナー「パラリンピック-その軌跡と役割」を開催~新発見 パラリンピックのルーツは「箱根」にあった!~

2019年05月31日

東海大学[湘南キャンパス]では、来る6月12日(水)17:20より、本学湘南キャンパス2号館大ホールにおいて、第1回 東海大学特別企画セミナー「パラリンピック―その軌跡と役割」を開催いたします。なお、本セミナーは無料で聴講いただけます。

1964年に開催された東京パラリンピックには、当時の国立箱根療養所※(現:箱根病院〔小田原市〕)から、日本代表選手全54名のうち19名もの選手が送り出され、銀メダル4個、銅メダル3個の大活躍を果たしました。また、箱根療養所から出場した選手の一人・青野繁夫選手は選手団の代表を務め、開会式では選手宣誓も行っています。

※箱根療養所:1907年に日露戦争で手足を失った傷病兵を収容するため、国が東京に設立した保護施設「廃兵院」が起源。その後、1936年に名称を「傷兵院」と改め、東京から現在の小田原に移転。1940年に、傷兵院に脊髄損傷専門の「傷痍軍人箱根療養所」が併設されたのが「箱根療養所」の始まりです。

本セミナーは、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向け、このような事実が多くの方々に受け継がれていくことを願って開催するものです。当日は、かつての東京パラリンピックにおける箱根療養所の取り組みを紹介したドキュメンタリー番組(2018年12月放映、日本放送協会)の制作に携わられた、日本放送協会横浜放送局の花岡信太郎氏(放送部総括副部長〔報道〕)を講師にお迎えし、同番組の取材の中で明かされた入所者の方々の当時のご活躍や周囲の方々のご苦労などを映像とともにご紹介いただきます。

本学では、今後もこうしたセミナーをとおして、地域の皆さまの集いと交流の場を創出するとともに、教育・研究の成果を地域に還元することで、よりよい地域社会づくりに貢献していきたいと考えております。

■開催概要
日時 :2019年6月12日(水)17:20~18:50
会場 :東海大学湘南キャンパス2号館大ホール(神奈川県平塚市北金目4-1-1)
講師 :花岡信太郎氏(日本放送協会横浜放送局 放送部総括副部長〔報道〕)
参加費:無料(申込不要)

■本件に関するお問い合わせ
東海大学 大学広報部企画広報課:南條・喜友名・水谷
TEL.0463-50-2402

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