開高健賞の写真家・小松由佳氏が語る難民1.3億人の現実 ~「シリア難民と世界の今」をテーマに国際理解講座開催~

2026年06月15日

 東海大学国際学部では、2026年6月20日(土)、品川キャンパス2号館2B-101教室を会場に、本学卒業生であり、国内外で高い評価を受けるドキュメンタリー写真家の小松由佳氏を講師に迎えて、「本学卒業生が語るシリア難民と世界の今」と題した国際理解講座を開催いたします。

コマツ氏.jpg 世界各地で続く戦争や紛争により故郷を追われる人々が後を絶たない中、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)の予測では、2026年末までに世界で強制移動を強いられた人の数は、日本の総人口を上回る1億3,600万人に達するとされています。本講座はこの国際社会全体で向き合うべき重要な課題を身近に捉え、世界の現状を共に考える機会を作ろうと企画されました。

 講師の小松氏は、2004年度に本学文学部歴史学科考古学専攻を卒業後、2006年に世界第二の高峰K2(8,611m/パキスタン)への日本人女性初登頂を果たし、同年の「植村直己冒険賞」を受賞されました。その後、風土に根ざした人間の営みに惹かれてフォトグラファーへと転身し、2012年からはシリア内戦や難民問題の取材を精力的に続けられています。著書『人間の土地へ』(集英社インターナショナル)で「第8回山本美香記念国際ジャーナリスト賞」を受賞したほか、2025年11月には『シリアの家族』(集英社)で「第23回開高健ノンフィクション賞」を受賞するなど、ジャーナリズムの世界で確固たる足跡を残されています。

 今回の講座では、小松氏が長年の取材を通して見つめてきた難民たちの暮らしや多文化共生への模索、そして2024年末のアサド政権崩壊後のシリア情勢などについて、ご自身の体験を交えながら語っていただきます。さらに、取材で出会い家族となったシリア難民の夫との歩みなど、写真家としてだけでなく、妻、そして母親としての視点からも激動のシリアと難民の姿が克明に明かされます。

 本学は、総合大学としてのリソースを余すところなく活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元したいと考えています。今回の小松氏の講演もそうした取り組みの一環として実施するものです。

 

東海大学国際学部 国際理解講座「本学卒業生が語るシリア難民と世界の今」 開催概要

日時

2026年6月20日(土)10:55~12:35

会場

東海大学品川キャンパス2号館2B-101教室(東京都港区高輪2-3-23

講師

小松由佳氏(本学文学部歴史学科考古学専攻2004年度卒業)

ドキュメンタリー写真家。秋田県出身。2006年、世界第二の高峰K2(8,611m / パキスタン)に日本人女性として初めて登頂。植村直己冒険賞受賞。風土に根ざした人間の営みに惹かれ、草原や砂漠を旅しながらフォトグラファーに転向。2012年からシリア内戦·難民を取材。『人間の土地へ』(集英社インターナショナル/2021年9月)で第8回山本美香記念国際ジャーナリスト賞受賞、『シリアの家族』(集英社/2025年11月)で第23回開高健ノンフィクション賞受賞。公益社団法人日本写真家協会会員。

主催

東海大学国際学部

 

<本件に関するお問い合わせ>

東海大学学長室(広報)担当:喜友名(きゆな)、林

 TEL.0463-63-4670(直通) E-mail:upr@tokai.ac.jp

 

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