半年間大事に育てた麦で「パンづくり」を実施~種蒔き(11月)→麦踏み(1月)→麦刈り(5月)→脱穀・製粉(6月)→調理・試食 季節にあわせた食育・理科教育の集大成~

2018年07月04日

東海大学付属静岡翔洋小学校では、来る7月9日(月)、10日(火)の2日間、2年生の生活科の授業内で、児童たちが約半年間にわたって育ててきた麦から製粉された小麦粉を使って「パンづくり」を実施いたします。

当日、児童たちは、手で小麦粉をこねたり引き延ばしたりしながらバターロールづくりに挑戦します。また、焼きたてのバターロールは、試食するだけでなく、日頃給食や掃除でお世話になっている職員をはじめ、今後この活動を引き継ぐ1年生や保護者などにも振る舞われる予定です。

現在の2年生が1年生だった昨年11月、校外栽培園の一画(約50㎡)に麦の種を蒔き、今年1月には麦の根張りや耐寒性・耐干性を高める「麦踏み」を行うなどして、約半年間にわたって大切に育ててきました。実った麦は、今年5月26日に児童たちによって刈り取られ、乾燥させたのち、6月15日に脱穀・製粉。今年は3.5kgの小麦粉が得られました。

この取り組みは、本校における食育・理科教育の一環として、1993年から毎年実施しているものです。児童が種蒔きから栽培管理、そして調理・試食までの一連の流れを実体験することにより、食に対しての理解がより深まることを目指しています。また、脱穀の際に生じた麦藁は、校内で飼育しているヤギに飼料として与え、ヤギの糞も畑の肥料として利用。児童たちがこうした生命のサイクルを実践的に学ぶことで、命や食物の循環について理解するとともに、人と社会と自然の共生について自ら考えを巡らすことを期待しています。

■実施概要
日時    :2018年7月 9日(月) 8:55~13:25(報道受付は8時30分~)
       7月10日(火)10:55~15:25(報道受付は10時30分~)
会場    :東海大学付属静岡翔洋高等学校中等部 調理実習棟
      (所在地:静岡市清水区折戸3-20-1)
       ※会場は付属静岡翔洋高校中等部の調理実習室となりますが、
       ご取材の受付は小学校の事務室にてお願いいたします。
内容    :児童が種から育て、精製した小麦粉からバターロールを作り、試食する

■スケジュール
◆7月9日(月) 
 8:55~  説明
 9:20~  材料を混ぜよう
 9:40~  1次発酵
10:20~  パンの成形をしよう
11:00~  2次発酵
11:30~  パンを焼こう

◆7月10日(火)
 10:55~  説明
 11:20~  材料を混ぜよう
 11:40~  1次発酵
 12:20~  パンの成形をしよう
 13:00~  2次発酵
 13:30~  パンを焼こう
※時間は、あくまでも目安です。
参加者   :7月 9日(月)/2年1組 児童26名、教員2名
       7月10日(火)/2年2組 児童26名、教員2名

■この件に関するお問い合わせ
東海大学付属静岡翔洋小学校 担当:山口・秋原
TEL.054-334-2408 FAX.054-334-9950

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