奨励賞授賞式・受賞者コメント

2017年度松前重義記念基金奨励賞の授与式が、松前重義賞伝達式、学園スポーツコーチングアワード授与式と合同で2018年1月17日午後5時から東京・霞が関ビル35階の東海大学校友会館で挙行されました。

2017年度松前重義記念基金奨励賞は、特別教育活動団体・指導者奨励賞をはじめとして7団体・9名を表彰いたしました。

所属・役職は受賞時

特別教育活動指導者奨励賞

上水 研一朗

  • 東海大学准教授
  • 東海大学柔道部男子監督

平成29年度全日本学生柔道優勝大会において、同部を優勝へ導いた功績

前年度に8連覇を逃したリベンジを果たし、本年度も連続優勝することができました。これからは、ますます他大学の目標になり、何かと注目されることも多くなると思いますが、部員には常に「最強であるとともに最高であれ」、「強い柔道家であることはもちろん模範になる人間足れ」と語りかけていますし、「意味のある努力をせよ」とも常々話しています。限られた時間を有効に使って、実りある練習をするために、頭を使い、練習の“質”向上を目指すことも求めています。他大学も打倒東海を目標にしてくるでしょうが、来年度は「3」という数字にこだわり、ぜひ3連覇を成し遂げたいと思っています。

藤野 裕弘

  • 東海大学教授
  • 東海大学吹奏楽研究会部長教員

第65回全日本吹奏楽コンクール大学の部において、同部を金賞に導いた功績

昨年に続いて金賞を受賞することができ、非常に嬉しく思っております。毎年、学生が代替わりするなかでも、高度な演奏力を維持できるのは、常に下級生が上級生の考えや行動をしっかり観察し、見習うべきところは受け継ぎ、改善すべきところは遠慮せずに意見を述べ、より良い演奏につなげていくという伝統が受け継がれているからこそだと感じています。同時に、「やるなら徹底的にやる」というモットーの下、妥協せず、コンクールでは常にトップをめざすという気持ちで臨んでいることも、2年連続の金賞に結び付いたのだと痛感しています。この姿勢で来年度も金賞が取れるよう努力していきます。

両角 速

  • 東海大学准教授
  • 東海大学陸上競技部駅伝監督

第29回出雲全日本大学選抜駅伝競争において、同部を優勝に導いた功績

駅伝では初優勝で、しかも3大駅伝のタイトルを取れたことで、学生にも大きな自信になったのではないかと思っています。出雲駅伝の距離は、トラック種目に強い選手が揃っている本学に合っているため、十分に優勝を狙えると思っていました。選手の性格を考え、エース区間にあえてエースを起用せず、次の区間に投入する作戦も功を奏したと思います。駅伝は日本にしかない競技のため、選手の将来を考えれば、オリンピック種目であるトラック種目に重点を置きつつ、駅伝の練習と両立させる必要があります。今年度は出雲駅伝の連覇と全日本駅伝の優勝、箱根駅伝の2位を目標に励みたいと思います。

畠田 貴生

  • 東海大学付属高輪台高等学校教諭
  • 東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部顧問

第65回全日本吹奏楽コンクール高校の部において、同部を金賞に導いた功績

今回、コンクールに臨むに当たって、自由曲では高輪台高校ならではの完全オリジナル曲に挑戦しようということになり、高名な作曲家である福島弘和先生に作曲をお願いしました。手本となる演奏のないオリジナル曲だけに難しさはありましたが、生徒たちは逆に「自分たちならではのカラーが出せる」と積極的にチャレンジしてくれました。今年の生徒たちは個性が強く、良い意味で自分を主張する生徒が多かったことが、完全オリジナル曲に挑むという新たな試みが成功し、金賞を受賞できた要因だと思っています。この受賞を励みに、これからも高輪台吹奏楽部ならではの演奏をめざしたいと思います。

井田 重芳

  • 東海大学付属札幌高等学校教諭
  • 東海大学付属札幌高等学校吹奏楽部顧問

第65回全日本吹奏楽コンクール高校の部において、同部を金賞に導いた功績

ここ数年は、優れた日本人作曲家の作品を世界に伝えたいと思って選曲してきましたが、今回演奏した自由曲の作曲者が、前年の春に急逝されました。同郷の出身でよく存じあげていたため、命を削りながら書かれたご努力に報いられるようにとの思いで練習に励みました。大会当日、生徒たちはどの練習のときよりも素晴らしい音色を奏でてくれました。作者が天から舞い降りて、背中を押してくれたのではないかと思えるほどの演奏でした。作品が高く評価されたことと、作曲者に恩返しできたことで、二重の喜びを感じています。今後も日本人作曲家の作品を中心に、本校らしい演奏を心がけてまいります。

湯浅 大智

  • 東海大学付属仰星高等学校教諭
  • 東海大学付属仰星高等学校ラグビー部監督

第97回全国高等学校ラグビーフットボール大会において、同部を優勝に導いた功績

本校ラグビー部は、「目配り」「気配り」「心配り」「思いやり」を持ち、「チームファースト」の精神を養った上で、世界平和や社会に貢献できる人材の育成を使命としています。ですから、優勝を目指して練習に取り組むなかでも、どんな日本一になるのか、どのようにして日本一に辿り着くのか、どうしたら日本一に相応しいチームや選手になっていけるのかを、選手たちは常に自答しつつ精進していました。その結果としての優勝ですから、生徒たちに感謝したい気持ちでいっぱいです。連覇のチャンスは我々にしかありませんから、もちろん連覇を狙いますが、同時に、チームの使命も堅持してまいります。

能坂 尚生

  • 東海大学付属仰星高等学校中等部教諭
  • 東海大学付属仰星高等学校中等部ラグビー部監督

太陽生命カップ2017 第8回全国中学校ラグビーフットボール大会において、同部を初優勝へ導いた功績

今回、目標としていた全国大会で念願の初優勝を勝ち取ることができたのは、試合に出た選手たちばかりでなく、ベンチで声をからして応援していた部員を含めて全員が一丸となって頂点に向けて練習に励んだからこそだと感じています。本校中等部は、全国でも有数の強豪である高校のラグビー部と合同で練習できるという恵まれた環境にありますが、それでも部員全員の気持ちが一体とならなければ、厳しい全国大会を勝ち抜くことはできません。部全体のモットーである「思いやり」の心を持ち、試合に出る・出ないにかかわらず、常に相手の気持ちを気遣うという姿勢を今後も大切にしたいと思います。

特別教育活動奨励賞(個人)

ウルフ アロン

  • 東海大学体育学部
  • 武道学科4年

2017年度ブダペスト世界柔道選手権大会[100kg級]において優勝した功績

初出場、初優勝で、目標にしていた世界一になれたことを素直に喜んでいます。自分の柔道ができれば、優勝する力はあるのではないかと思っていましたが、海外の選手は、前襟と袖をしっかり持って組む「正統派柔道」ではなく、密着して背中に手を回すようなタイプの柔道が多いため、事前に入念な対策を練って臨みました。対戦相手は、ランキング上位の選手ばかりでしたが、しっかり前襟をつかんで距離をとり、相手のスタミナが切れかかった瞬間に技を仕掛ける戦略的な柔道を心がけました。2020年東京オリンピックでの金メダル獲得が最終的な目標ですが、当面は世界選手権連覇を見据え、命懸けで精進していきます。

牧野不二雄奨励賞(2018年度予算の対象)

小沢 朝江

  • 東海大学大学院工学研究科
  • 東海大学工学部教授

一連の卒業論文・修士論文学生指導に対する顕著な教育実績に関する功績

ゼミの学生が書いた卒業論文・修士論文が、日本建築学会という権威ある学会に優秀と認められ、連続して賞を受賞でき、今回「牧野不二雄奨励賞」という栄誉ある賞を頂けたのも、すべて学生たちの努力の賜物だと思っております。卒論・修論を作成するのは孤独な作業と思われがちですが、私のゼミでは、卒論・修論づくりも仲間とのチームプレーだという考えを持って指導しています。ライバルであるゼミの仲間たちと互いに励まし合い、それぞれフォローし合うことで、卒論・修論だけでなく、自分に自信が持てるようになり、すべての研究活動に前向きに取り組めるようになるのだと信じています。

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