学校法人東海大学望星学塾
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2018年度 第2回 望星学塾湘南望星ゼミナール

スポーツ根性論とは何だったのか:スポーツ実践の思想・哲学を求めて

「日本的なスポーツの見方・考え方」とは何か。日本に「スポーツの哲学・思想」なるものは見いだせるのか。本研究は、スポーツ科学が本格的に導入されたといわれる1960年代以降に、勝利を追求するなかで醸成されてきた思惟および実践について、「スポーツ根性論」をキー・タームとして考察する。また、東京オリンピックで躍動した「東洋の魔女」と監督・大松博文(だいまつひろぶみ)や、マラソンランナー・円谷幸吉(つぶらやこうきち)を取り上げ、彼らの事績や関連する言説について現代という地平から再解釈を試みる。その際に、「スポーツ根性論」を補助線として、スポーツ界やアスリートの実践おいて指摘される勝利至上主義の問題性にも接続し、言及する。

【講師】
岡部祐介(博士:スポーツ科学)
【日時】 2018年11月27日(火)17:30〜19:00
【会場】 東海大学湘南校舎6号館6B-101教室
【主催】 学校法人東海大学望星学塾
東海大学体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科
東海大学大学院体育学研究科
【協賛】 秀和ビルメンテナンス株式会社


【お問い合わせ】
東海大学湘南校舎  電話:0463-58-1211(代表)
東海大学体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科 第5研究室(吉原)内線3523
                   体育学研究科体育学科 第11研究室(阿部)内線3514


開催報告

2018年11月27日(火)17時30分より、東海大学湘南校舎にて望星学塾、体育学研究科、スポーツ・レジャーマネジメント学科の三者合同共催で、「2018年度第2回湘南望星ゼミナール・2018年度第3回東海大学健康スポーツ科学セミナー」(協賛:秀和ビルメンテナンス株式会社)を開催しました。
今回は「スポーツ根性論とは何だったのか:スポーツ実践の思想・哲学を求めて」というタイトルで、関東学院大学経営学部の岡部祐介講師(博士:スポーツ科学)をお招きし、学生および教職員ら115名が講演に参加しました。最初に、体育学研究科長の萩裕美子教授が挨拶の中で、「本講演では第1回東京オリンピックの内容が含まれており、来る東京オリンピック・パラリンピック2020に向けてスポーツを多様な角度から学ぶいい機会となります」と語られました。
講演では、まずこれまでの演者の経歴が語られ、本人が箱根駅伝に選手として出場し、そうした実体験を踏まえて研究者の道を志すことになった経緯が語られました。岡部氏は、「根性論」をキーワードとして「スポーツにおける勝利至上主義」から生じる様々な問題(例えば、オーバートレーニング、バーンアウト、不正行為)を対象に、なぜそうした現象が起きてきたのかを歴史的・社会的背景を踏まえて考察しています。なかでも、第1回東京オリンピックにおいてメダルを獲得した円谷幸吉(マラソン選手)に焦点を当て、最終的に自死にまで追い込まれた原因を過去の新聞記事や辞書、あるいは遺族へのインタビュー調査を通じて丹念に明らかにしていきました。舞台は1960年代であるにも関わらず、現在にも共通する部分が多くあり、日本のスポーツやスポーツ指導のあり方を考えるうえで非常に有意義な講演会となりました。
最後に、体育学研究科主任の山田洋教授より「大学院生は岡部先生の研究手法をよく学び、自らの研究活動により生かせるよう努めてください」と激励の言葉があり、講演会は盛会のうちに終了しました。


講師:岡部祐介先生


 

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