学校法人東海大学望星学塾
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第419回望星講座

【演題】ストレスと病について
【内容】「ストレス社会」「職場のストレス」など、「ストレス」という言葉は私たちの生活の中で日常的に使われています。元来、「ストレス」とは「歪み(ひずみ)に対する応力」を意味する物理学の用語で、外部からの不快な圧力や刺激(ストレッサー)により、内部環境の恒常性が保たれなくなった状態をいいます。人間でもこのストレス状態がよく観察されますが、人間の体や心は少しずつ異なるため、同じストレッサーでもストレス(状態)に陥るか否かには個人差があります。今回の講演ではストレスによる心や体の変化、ストレスが関係する病気、心理的なストレスへの対処法などについてお話します。

【講師】山本 賢司(東海大学医学部専門診療学系精神科学教授)
【日時】2017年12月16日(土)14:00〜15:30
【場所】望星学塾・1階ホール
【会場整理費】500円(講座会員無料)
【後援】武蔵野市教育委員会 東海大学同窓会三多摩支部


第419回望星講座開催報告

望星学塾では12月16日(土)14:00より、東海大学医学部専門診療学系精神科学教授の山本賢司先生を講師に迎え、第419回望星講座を開催しました。
はじめに、「ストレス」で話題となるものとして、「職場のストレス」と「災害によるストレス」を例に話をされました。職場のストレスは、年功序列制度の終焉、成果主義等社会システムの変化、多様な雇用制度等、ストレス要因の増加に伴い、メンタルヘルス対策の必要性が高まっています。会社等で実施されているストレスチェック制度についても解説いただきました。災害によるストレスについては、被災者のこころの問題への対応等、山本先生ご自身の被災地支援の体験を交えて説明されました。また、山本先生自身も日頃から行っているという「呼吸法」によるリラクゼーションの方法を紹介し、会場の受講者と一緒に実践してみました。
次に、ストレスと病気の関係について、ストレスを受けたときに体の症状として表れる「心身症」、心に表れる「ストレス性障害」、その他、ストレスが生活習慣病などにも影響を与えることを説明されました。
ストレスにどのように向き合ったらよいのかについては、ストレスは無くすことができないもの、避けては通れないものであり、ストレスがないこともストレスになる。適度なストレスは日常生活を豊かにする。同じストレスでも良いストレス、悪いストレスがあり、それは人によって異なり、上手に付き合っていくことが必要であると解説。ストレス対処方法の一つとして、既に起こったストレスに対するReactive Corping、近い将来避けられないストレッサーを予測してポジティブに対処するProactive Corpingの2つの「コーピング」について、具体例をもとに説明されました。
最後に、ストレスと向き合う時に、コーピングのことなど考えられない、眠れない、食事もとれないなどということがあれば、無理をせず専門家に相談すること。また、自分のストレスの出現パターンを振り返り、いつも同じパターンに陥るようであれば、客観的に振り返り対策を考えてみることも有効であり、信頼できる人に相談することを伝えました。
質疑応答では、山本先生が精神科医になった経緯や病院等を選ぶ際のポイント等、参加者の様々な質問に答えていただきました。


山本賢司先生


会場の様子

 

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