学校法人東海大学望星学塾
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望星学塾前期特別講座(2017年7月29日14:00〜15:30)

テーマ:東日本大震災から6年。復興の道のりと課題 〜今、わたしたちにできること〜
講師:大和田正氏(東海大学海洋学部卒業生、岩手県陸前高田市農業員会事務局長)
共催:東海大学同窓会東京ブロック三多摩支部

前期特別講座を、7月29日(土)14:00より、東海大学校友会館(霞が関ビル35F)で開催し50名が受講しました。今回講師にお招きした大和田正氏は、東海大学海洋学部を卒業後(1979年度)、陸前高田市役所職員として勤務。震災直後には防災地区副本部長として避難や救助活動に当たり、その後総務部防災対策室長として復興支援に尽力しました。現在も農業委員会事務局長として、地域の為に力を注いでいます。
冒頭、橋本敏明副塾長が、東日本大震災のあった2011年3月11日以降、実際に被害に遭われた方、支援ボランティア参加者など震災と関わった方々を講師に迎え、本塾が東日本大震災と向き合ってきたことを紹介。講師である大和田氏をはじめ、東海大学を卒業した多くの同窓生が被災地での復興に力を注いでいることに触れました。
宮城県沖地震が発生した際の津波到達予想と、東日本大震災で実際に起きた津波の到達地域を図で比較しながら「3.11の地震によって起きた津波は、予想を遥かに超えるものだった」と、被害の甚大さを語った大和田氏は、職員が撮影した写真を紹介しながら、「津波の高さは15mに上り、病院や市役所はみるみるうちに4階まで浸水した」「市の職員は70名近くが厳しい寒さの中、屋上で一夜を過ごした」「海に面していない山間部にも津波が起き、予想していなかった住民たちは逃げ遅れ命を落とした」「70000本あった松は、あという間に飲み込まれ、1本だけが残った(奇跡の1本松)」「震災直後に大和田氏が向かった広田半島では津波によって道が遮られ、一時島の一部が孤立状態になった」「津波が迫っている中住民の避難を最優先にした結果、市の職員や警察、地域の消防団消防団などの多くの方が命を落とした」「町ではライフラインが壊滅状態になり、災害対策本部でもPCなどの使用ができず、避難者の確認などはすべて手作業で行った」「物資の配給やマスコミ対応にも追われ、職員は寝ることもできなかった」「数日たった後は、ライフラインや仮設市役所窓口の復旧が行われ、遺体処理は家族の元に返すことを最優先に進められた」と、当時の様子を振り返り、想像を絶する避難状況や災害対策本部の様子を語りました。
その後もがれき処理には多くの時間を要したものの、その作業はひと段落し、市役所や警察署、コミュニティセンターなども次々に建ち、一歩ずつ復興に向かっているそうです。東日本大震災で得た教訓は、地域防災計画や避難場所区域の改定、防災マップの作製にも活かされています。
報道やニュースでは知ることのできない当時の様子や、その後の6年間を大和田氏は受講者に伝えてくれました。今後も望星学塾では、東日本大震災としっかり向き合っていきたいと思います。

講座終了後には、ティーパーティーを開催。講師との交流を懐かしむ同窓生の姿や、参加者同士の交流も多く見られ有意義な時間となりました。
会場となった東海大学校友会館を運営する、株式会社霞ヶ関東海倶楽部篠原清代表取締役社長よりご挨拶頂き、
創立者松前重義博士と霞が関ビル建設プロジェクトを担った三井不動産株式会社・江戸英雄社長との親交が校友会館設立の基となったという経緯をお話し頂きました。


大和田正氏


会場の様子


講座終了後のティーパーティでは講師との交流を懐かしむ
同窓生も多く参加した


篠原清代表取締役社長


特別講座を共催した
東海大学同窓会三多摩支部の小泉広治副支部長

 

 

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