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08月25日×閉じる
1991年08月25日松前重義総長が逝去
松前重義総長が心不全のため逝去した。享年89歳。葬儀式は翌26日に東京・武蔵野市の望星学塾で行われ、海部俊樹内閣総理大臣やソ連のミハイル・ゴルバチョフ大統領など国内外から4000通をこえる弔電が寄せられた。松前総長は、1901年10月24日に熊本県上益城郡大島町(当時、現・嘉島町)生まれ、東北帝国大学工学部電気工学科を卒業。逓信省に技官として入省し、世界初となる無装荷ケーブル通信方式の開発プロジェクトを主導したほか、技術者の地位向上を目指す「技術者運動」にも参画した。キリスト教無教会派の思想家・内村鑑三に師事し、デンマークの成人教育「国民高等学校」に感銘を受けて私塾「望星学塾」を設立。42年には東海大学の前身となる航空科学専門学校を創設した。戦後、逓信院総裁を経て52年に衆議院議員に当選。科学技術の振興や原子力の平和利用実現に尽力したほか、「愛と正義」を理想に掲げて冷戦下におけるソ連・東欧諸国との学術・文化交流を推進。国際柔道連盟会長なども歴任し、国際的なスポーツ振興と友好親善にも力を尽くした。
※肩書は当時
