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07月01日×閉じる
2002年07月01日医学部付属病院で「ドクターヘリ」の本格運用を開始
医師や看護師ら医療クルーを乗せたヘリコプターが救急患者を搬送する「ドクターヘリ」の運用が神奈川県で始まり、県の委託を受けた東海大学医学部付属病院・同救命救急センターが救急専用ヘリコプターを配備した。交通事故や心疾患などの重症患者は、どれだけ短時間で適切な初期治療を開始できるかによって、生死や後遺症の有無が左右される。厚生省(現厚生労働省)は1999年度から2001年度にかけて、遠隔地で発生した救急患者の救命率を高めることを目的としてドクターヘリ事業を試行的に神奈川県と岡山県の2地区で運航実施。同期間でも医学部付属病院では99年10月から01年3月までの約1年半にわたってドクターヘリを配備し、その有用性を実証する貴重なデータを収集した。2001年に厚生労働省のドクターヘリ導入促進事業として開始後も、119番通報のあった現場から患者を搬送するだけでなく、患者の病院間の移動や医師の緊急派遣に用いられている。
1972年07月01日「バルカン・小アジア綜合学術調査団」の第一次調査隊が日本を出発
東海大学の創立30周年を記念した「バルカン・小アジア綜合学術調査団」の第一次調査隊が日本を出発した。調査対象地域となったバルカン半島のユーゴスラビアやギリシャ、ブルガリアなどは、ヨーロッパとアジアの接点として多様な文化を育んできたが、当時の日本の学術界では、アフリカや中央アジアと比べて調査が進んでおらず、文科系の研究者による調査団の派遣は初めてだった。第一次調査隊は、尚樹啓太郎隊長(文学部教授)、鈴木八司副隊長(文学部助教授)ら6名。10月下旬まで調査が行われ、歴史、文化、民俗学に関する数多くの資料を収集した。
※肩書は当時
1961年07月01日勤労青年を対象に夜間開講を行う工学部(第二部)を開設
松前重義学長と学園関係者の「働いている人にも学びの機会を設けたい」という強い思いから、東海大学工学部電気工学科、応用理学科、建設工学科に勤労青年を対象に夜間教育を行う第二部を開設した。科学技術の発展にともない、技術者不足が深刻化していることを受け、科学技術庁が私立大学振興委員会に協力を要請。同委員会からの呼びかけを受け、かねてから計画中だった3学科の第二部を新設し、学年中途での学生募集に踏み切った。夏休みを全廃して授業にあたり、能率的授業が進められるよう集中講義の時間割が多く組み込まれた。
※肩書は当時