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04月25日×閉じる
1948年04月25日教育の機会均等実現に向け、静岡に東海実業高等学校を開校
東海実業高等学校が清水市(当時、現・静岡市清水区)で開校し、第1回入学式が挙行された。学園が建学当初から掲げていた教育の機会均等実現に向けた取り組みの一環として、中学校卒業後に産業界や自治体などで働いている若者を対象に、商工業に関する専門知識を学ぶ夜間制高校として開設されたもの。商業貿易科、電気科、機械科、土木科、建築科の5学科が設けられた。当初は、清水市立第二中学校(当時、現・静岡市立清水第二中学校)の校舎を借りていたが、1951年に静岡市宮前町柚木に校舎が開設されている。同校の生徒たちは、勤労と学業のかたわら部活動でも活躍し、68年から70年にかけて軟式野球部が全国定時制軟式野球大会で3連覇を達成。自転車競技部と陸上競技部も全国大会に出場した。社会情勢が変化し、定時制高校への志願者が減少したため同校は1979年3月に廃止されたが、その教育理念は広域通信制の高校である東海大学付属望星高等学校に引き継がれている。
