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01月24日×閉じる
1971年01月24日海洋科学博物館で人工衛星スプートニク1号の点火披露式
1970年の日本万国博覧会(大阪万博)のソビエト連邦館で展示された世界初の人工衛星「スプートニク1号」と「ルナ3号」がソ連科学アカデミーから東海大学に寄贈され、清水市(当時、現・静岡市清水区)の海洋科学博物館で点火披露式が行われた。「スプートニク1号」は1957年に当時のソ連が打ち上げ、東西冷戦時代のまっただ中にあってアメリカによるアポロ計画をはじめとする「宇宙開発戦争」のきっかけとなった衛星。「ルナ3号」は世界で初めて月の裏側を撮影した無人探査機だった。大阪万博のソ連館の目玉として紹介され、万博で最も多くの来場者が詰めかける要因になった。東海大学への寄贈は、ソ連館開設にあたって学園の創立者・松前重義が協力委員長を務めたことがきっかけとなった。
