東海大学新聞

10月5日号

秋の入学式・学位授与式を挙行

二〇〇一年度秋の東海大学学位授与式ならびに入学式が九月二十五日、湘南校舎松前記念館で挙行された。東海大学では九七年度にセメスター制を導入、九八年度より“秋の卒業・入学式”を同じ日に実施するようになった。半期ごとに単位取得者へ学位を授与し、また入学希望者を受け入れる柔軟なシステムは、多様化する社会のニーズ、そして“学びたい”という意志に応えるもので、年を追うごとに秋の卒業生・入学生数も増加、定着しつつある。

九月二十五日午前に行われた秋の学位授与式では東海大学大学院の各研究科、東海大学の各学部、海洋学部乗船実習課程、別科日本語研修課程の学生あわせて四百四十四名が学舎を巣立った。

 恩師や保護者ら多くの関係者が見守るなか、課程博士十名、論文博士九名の一人ひとりに松前達郎総長・学長から修了証書が手渡されたほか、各研究科の委員長から記念メダルが贈られた。

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 秋の入学式は同日午後に挙行。帰国子女や留学生が主で、各学部に四十一名、別科日本語研修課程に九十四名の計百三十五名が入学した。

 松前達郎総長は「心から皆さんを歓迎します。東海大学で勉強し、日本と世界をつなぐ重要な役割を担ってほしい」と式辞、新たな学園の仲間を激励した。

プラキットKMITL学長に名誉博士号

業績と交流の功績を称えて

 九月二十五日に行われた学位授与式で、タイ王国モンクット王工科大学ラカバン校(KMITL)のプラキット・タンティサノン学長に東海大学名誉博士(工学)の学位が授与された。

 プラキット学長は一九四二年バンコク生まれ。ノンダブリ電気通信大学(KMITLの前身)を卒業後来日。六八年に東海大学工学部電気通信工学科を卒業。七四年に再来日し、電気通信大学で学び大学院電気通信専攻を修了した。

 帰国後は研究者・教員としてテレビ工学、通信工学など放送・通信分野に関連する領域の発展に貢献、国際的な学術交流の推進に指導的な役割を果たした。KMITLでは七七年に工学部産業技術学科長に就任し理事、副学長等を歴任、九八年から現職を務める。

 名誉博士号のメダルを胸にしたプラキット学長は、「この博士号は個人としての名誉だけでなく、KMITLにとっての名誉でもあり大変嬉しい。かつてこの湘南校舎で学んだ経験が私の人生の中で貴重なものとなっている。東海大学とKMITLという二つの母校の交流をさらに深めていきたい」と挨拶をした。

スポーツの秋たけなわ

@首都野球

首都大学野球秋季リーグ戦で六連覇を狙う東海大学硬式野球部は九月二十三日、二十四日、等々力球場で日本体育大学と対戦。初戦を小田嶋正邦捕手(体育学部4年)の二号ツーランを含む二安打四打点の活躍などで6‐2でものにすると、第二戦も2‐0と完封し、勝ち点を挙げた。

 二回戦は東海大の筑川利希也投手(同1年)と日体大の左腕・赤松投手が投げ合い、1点を争う好ゲームとなった。伊藤栄治監督が「ウチは左投手が打てない」と言うように、序盤は赤松投手を打ち崩せず、チャンスを得点に結び付けることができなかった。

 両チーム無得点で迎えた五回裏、死球の平野恵一選手(同4年)、四球を選んだ橋本博行選手(同)に続き、平間靖教選手(同)が右安打を打ち1アウト満塁のチャンス。ここで打席に入った四番・小田嶋選手が勝負強さをみせ、2点適時打を放ち均衡を破った。この2点を被安打2、12奪三振、無四球完封の見事なピッチングで筑川投手が守りきった。

 試合後伊藤監督は、「他のチームにも左投手はいるから打てるようにしないと。今後の課題です」と話したほか、筑川投手について、「百点満点の出来」と評価した。

 東海大は九月二十八日、二十九日に帝京大と対戦。初戦は両校ともに12安打を放つ乱打戦となったが、東海大が四投手の継投で帝京大の反撃をかわし12−8と先勝、二回戦では村山修次選手(同1年)のソロ、中島周二主将(同4年)の3点適時打の援護を受けた筑川投手が前節に続いて2安打完封を演じ、4‐0で勝利。三つ目の勝ち点を挙げた。

A男子バレー

バレーボールの関東大学秋季リーグが九月に開幕し、各校が熱戦を繰り広げている。一部(八チーム)に所属する東海大学男子バレーボール部は開幕戦から三試合、一セットも失うことなく連勝街道を突き進み、九月二十三日、駒沢体育館で早稲田大学と対戦した。

 この試合も、身長91aの大型セッター・阿部裕太選手(体育学部2年)を司令塔に、飯塚俊彦選手(同)、枩田優介選手(同1年)らが鋭いスパイクを相手コートに打ち込んだ。各セットとも圧倒し、25‐20、25‐15、25‐16のストレートで早大を撃破。

 若いチームをまとめるのはレギュラー唯一の四年生、千葉賢一主将(体育学部)。試合後も開口一番、「最高です!」と笑顔が弾けた。

 前主将、黒川敏彦選手(同4年)が腰を痛めて試合に出られない状態。突然の主将就任も「下級生が頼もしいので」と至って明るい。

 「一つ一つのプレーを大切に、このまま失セットゼロでいきたい」

 積山和明監督(体育学部助教授)も、「見ていて惚れ惚れした。ほぼ完璧に近い状態」と絶賛した。「秋季リーグ開幕の直前まで阿部、飯塚、枩田の三選手が全日本ジュニアの合宿に参加していた。全員で練習できたのは都合八日間のみ。不安でいっぱいの開幕でした」

 そこに黒川選手のケガが加わったが、「今は故障者が出てもカバーできる態勢が整った」。不利な条件をすべて克服して、価値ある勝利を重ねる。

 東海大は九月二十九日にも筑波大学を3‐0のストレートで下し、完封勝ちを五試合に伸ばしたが、翌三十日には春の覇者、中央大学に0‐3と敗れてしまった。

 また、東海大学女子バレーボール部も関東大学秋季リーグ一部で奮闘中。五連勝をマークしていたが、三十日、日本女子体育大学との全勝対決に1‐3と敗れ、首位の座を譲った。

 男女とも一次リーグ七試合の後、上位と下位の四チームずつに分かれ、順位決定リーグ三試合を行う。

Bサッカー

関東大学リーグ二部・後期の白星発進を飾った東海大学サッカー部。九月二十二日には東京・江東区夢の島陸上競技場で日本大学と対戦したが、1‐3と大敗を喫した。

 開始一〇分に先制を許した東海大は二四分にも不運なオウンゴールによって2点目を献上。後半に反撃を期したが、六〇分にも追加点を奪われてしまった。

 今川正浩監督(体育学部講師)は、「3失点は前半戦を含めて初めて。前節4‐1で勝ったいい状態が持続できない。前節負けて、気合を入れてきたチームとの差」と静かに振り返った。

 「チーム全体の足並みが揃わず、勝ちへの姿勢が表に出せていない。きちんとやり直さないと一部昇格はない。3点差になっても諦めず点を取りに行ったが、いかんせん遅すぎた」

 DFの岸洋平主将(体育学部4年)は、「戦術以前の問題」と言葉少な。七六分に一矢を報いるゴールを決めたFW吉谷剛選手(同)は、「ウチの攻撃パターンが相手に読まれていた。ボールが“裏”ばかりに来て、攻撃のリズムがつかめなかったが、(得点は)多少は次につながったかと思う」。

 九月二十九日には日本体育大学と対戦したが0‐1と惜敗。順位は二部八チーム中五位に後退した。残るは四試合、入れ替え戦進出(二位以内)をかけて臨む。

Cアメフット

開幕戦で帝京大学を下した東海大学アメリカンフットボール部「トライトンズ」が九月三十日、慶応大学ユニコーンズと対戦。7‐10で敗れ開幕二連勝とはならなかった。ロースコアの戦いとなったこの試合、東海大はオフェンス陣が不調なことに加え、ペナルティが多かったこともあり、試合の流れをつかむことができなかった。

 第2クォーター3分50秒にフィールドゴールを決められ3点を失った東海大、11分13秒にはパスを通されタッチダウンを許した。ゴールも決められ10失点。

 敵陣深くまで攻め込むことができなかった東海大は第4クォーター開始47秒、クォーターバック石川貴常選手(法学部1年)がタイトエンド菊池哲哉選手(体育学部3年)にパスを通しタッチダウン。志村歩選手(工学部1年)がキックも決めて3点差にまで追い上げたが、あと一歩及ばなかった。

 試合後、中澤一成監督(体育学部助教授)は「今日は、攻撃陣がよくなかった。慶応がラン攻撃を封じるためにディフェンスを前に集めてきていたから、空いたスペースにパスを通したかったが、今までに見たことがないほど不調だった」と試合を振り返った。

 また、今後の戦いについて「次の筑波大の試合(十月七日)までに今日の反省点を克服すれば、必ずいい戦いができる。今年のチームはそれだけの力がある」と話していた。

Dラグビー

関東大学ラグビー・リーグ戦グループ一部で、東海大学ラグビーフットボール部は九月二十四日、東京・江戸川区陸上競技場で昨年度大学選手権準優勝の法政大学と対戦、善戦及ばず17‐67と黒星発進となった。

 試合は前半二五分まで拮抗していたが、次第に法大自慢のバックスが素早い展開を見せ始めた。右と見せかけ左へ、左と見せかけ右へ、また虚をついて中央突破を図る。変幻自在な攻撃で、東海大を翻弄した。

 試合後、木村季由監督(体育学部講師)は「相手の戦法は想定できていた」と悔恨の念を吐露。東海大は「最初にコンタクトした選手が必殺のタックルで相手を止める」という作戦で挑んだが、大東功一主将(体育学部4年)は「相手の早い展開についていけなかった」と肩を落とした。

 しかし木村監督は現在のメンバーを「就任四年目にして最高のチーム」と評する。「セットプレイを含めた攻撃、守備を再チェックし修正する」と選手権出場を目標に出直しを誓った。

 なお東海大の3トライのうち2トライを、今季成長著しい沼田邦光選手(文学部2年)が挙げ、新しい点取り屋として華々しいデビューを飾った。

E陸上

陸上の第七十回日本学生対校選手権が九月二十八日から三日間にわたり東京・国立競技場で行われ、東海大学陸上競技部が対校得点男子で筑波大学、順天堂大学に続き三位に入った。

 男子四百bリレーでは宮崎、末続、藤本、奥迫が38秒57の日本学生新をマーク。東海大が持っていた単独チームの学生記録を0秒33更新。この記録は日本学生代表が今年の北京ユニバーシアードで出した選抜チームの記録を0秒22上回るうえ、今年の世界選手権三位に相当する。

 このほか、男子二百bではエースの末続慎吾選手(体育学部3年)が20秒30の大会新で制したのをはじめ、男子四百bで奥迫政之選手(同4年)が、千六百bリレーでも中沢、末続、富樫、奥迫のメンバーで優勝を果たした。

箏の演奏会を海老名で開催

箏の演奏会を海老名で開催芸術学科音楽学課程

 東海大学教養学部芸術学科主催の「第十五回箏演奏会」が十一月八日に開かれる。出演は音楽学課程で福永千恵子教授から箏(そう)の指導を受ける一年生から四年生までの学生ら。会場は海老名市文化会館(海老名駅下車徒歩八分)で十八時半開演。入場無料。

 「夢の輪」(沢井比河流作曲)「春の海」(宮城道雄作曲)など現代曲を中心にしたプログラムが予定されている。問い合わせは芸術学科音楽学課程 TEL 0463―58―1211(内3440)まで。

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