学校法人東海大学望星学塾
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第411回望星講座

【演題】今を受け入れ、今を越える 〜出会い、そして挑戦〜
【内容】高校2年時に交通事故で下半身不随という障害を負ってから、どのように障害を乗り越えて、それを受け入れたのか。そして競技スポーツに進んで行くきっかけとなったエピソードや、色々な出会いの中で培っていった精神面の変化、夏冬7回出場したパラリンピックという舞台で感じた思いをお話しします。トレーニング担当を務めた有賀誠司教授から見た土田和歌子選手についてもお話しします。

【講師】
土田 和歌子(八千代工業株式会社所属・車いすマラソン世界記録保持者、日本人初 夏・冬パラリンピック金メダリスト)
有賀 誠司(東海大学スポーツ医科学研究所教授)
【日時】2017年4月15日(土)14:00〜15:30
【場所】望星学塾・1Fホール
【会場整理費】500円(講座会員無料)
※当日は、「生涯学習奨励賞」の表彰を行います。
【後援】東海大学同窓会三多摩支部


第411回望星講座開催報告

第411回望星講座は、4月15日(土)14:00より、車いすマラソン世界記録保持者の土田和歌子選手(日本人初夏・冬パラリンピック金メダリスト)と有賀誠司先生(東海大学スポーツ医科学研究所)のお二人を講師としてお招きして開催し、60名が参加しました。
初めに土田氏が登壇し、高校2年生の時に交通事故で脊髄を損傷し、車いす生活となってから、現在に至るまでの経歴や、その時々の心境を話しました。交通事故後のリハビリ中に障がい者スポーツと出会い、アイススレッジ競技を始め、わずか2年間という驚異的なスピードでパラリンピックに出場しました。2度目の出場を果たした1998年長野開催のパラリンピックでは、1000m・1500mで金メダル(1500mでは世界新記録樹立)に輝きました。その後、アイススレッジ競技がパラリンピック競技廃止となることから陸上競技に挑戦し、2004年アテネのパラリンピックでは5000mで金メダルを獲得、日本人初の夏・冬パラリンピックの金メダリストとなりました。次の目標として、車いすマラソンでの金メダル獲得を目指し(アテネでは銀)、2008年北京に出場したが、予選レース中にアクシデントに見舞われ、選手を続けるか辞めるかの選択に迫られた時には、悲願のマラソン種目での金メダル獲得、世界で活躍できる選手が一人でも多く増えるように、若い選手にも力を注いでいくこと、自分を支えてくれている全ての皆さんへの感謝の思いを伝えるためにと現役続行を決めたそうです。その後も2大会で挑戦しましたが惜しくも金メダルには届かなかったものの、2020年の東京五輪出場に向け、現在もトレーニングに励まれています。また、スポーツ喘息を発症するも発想の転換で水泳を始め、今はトライアスロンにも出場していると話した際には、受講者の皆様からも驚きの声が上がりました。
続いて有賀先生が、「個人の特徴を生かし、潜在能力を引き出すには?〜土田選手をはじめとする多くのアスリートから学んだこと〜」というテーマで、シドニーパラリンピックの前年から、土田氏のサポートを行っていく中で共に探ってきたメダル獲得へのトレーニング方法や選手の長所(ストロングポイント)を伸ばし、短所(ウィークポイント)は、逆手に取り「特徴」として活かすということなど、有賀先生が目指す選手の潜在能力を伸ばすための理想の指導法についても話しました。
後半20分間では、土田先生を支えるご主人も共に、選手として母として競技と家庭をどのように両立しているのか、夫としてコーチとしてのケアはどのように行われているのか、自分自身のストロングポイントは何か、といったテーマでディスカッションを行いました。土田氏は最後に、「蓮の花は泥の濃度が高いほど、きれいでたくさんの花を咲かせます。スポーツでも同じように、逆境の中で耐えて咲かせる花(大きな成果)は美しいと思います。2020東京パラリンピックに向け、出場できることを信じて頑張っていきます」と、苦境を何度も乗り越えながらの競技人生を送っている土田氏ならではの表現で、受講者に思いを伝えました。

講座開始前には、2016年度の生涯学習奨励賞表彰式を行い、賞状と記念品を授与しました。2016年度は個人会員8名(内、3名が全受講)と法人会員6団体(内、2団体が全受講)が受賞者となりました。
※生涯学習奨励賞とは
望星講座会員(個人会員・法人会員)で、年間12回の望星講座のうち、親子・ファミリー科学教室(8月)を除く全11回の望星講座について、規程の8回以上出席した方に表彰を行うものです。


土田和歌子氏
獲得したメダルも持参してくれました


有賀誠司先生


生涯学習奨励賞受賞者

奨励賞表彰状授与

 

 

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